2009年02月09日

『日本でいちばん大切にしたい会社』坂本光司

nihontaisetsu.jpg

テレビ東京の番組『カンブリア宮殿』で、
義肢・義足を作っている中村ブレイスという会社と、
社員の約7割が知的障がい者という日本理化学工業という会社が取り上げられていて、
物事をいつも醒めた目で見てしまうぼくですら、とても感動しました。
(ボランティアでいいことをしているのではなくて、
 会社としてきちんと儲かっているところがすごい。)

中村ブレイスの社長なんか、世のため人のためでずっと生きてきてるので、
その生き様が顔に表れて菩薩様みたいな顔をしていました。

カンブリア宮殿でインタビュアーをしていた村上龍さんも、
きっとこの本を読んだんですね。

日本でいちばん大切にしたい会社

ちなみにぼくが日本でいちばん大切にしたい会社は、
千葉県野田市にある『やよい食堂』。

先日、同じくテレビ東京の番組『全国デカ盛り店ベスト30!』でも
取り上げられていましたが、女将さんの一代記は涙々です。

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2009年01月30日

『格差はつくられた』ポール・クルーグマン

kakusa.jpg

オバマ新大統領の就任演説をテレビで観ながら読んでたのがこの本。

格差はつくられた

去年、ノーベル経済学賞を受賞したポール・クルーグマン教授が、
2007年に書いた本です。

すっごい簡単にまとめると、
ブッシュ前大統領がいる共和党は、金持ちのための政党で、
金持ち優遇策ばかりやってきた。

そして、貧乏人と金持ちの格差がどんどん広がった。

なのに何でこんな政党が国民からずっと支持をされてきたかというと、
@安全保障問題(テロとの戦い)に国民の目を向けさせた。
A白人の黒人への人種差別意識を巧妙に利用した。

特にAをうまくやったことが、共和党が支持されてきた理由だそうです。

だけど、イラク戦争で失敗をしたことと、
ここ何年かで黒人への人種差別意識が低下してきていることとが、
今後、民主党に有利に働くだろうと予想しています。

人種差別意識が低下していると考えられる理由なんかも書いてあるのですが、
目の前でオバマ新大統領が演説しているのが何よりの証拠だなあと思ったのでした。



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2009年01月22日

今週の1冊2009 その2





ようやく文庫本が出た。

別にケチっているわけではなく、通勤時間中にハードカバーの本は邪魔なので、特に小説など
は、文庫本が出るまで待つことが多い。

これも、ずっと前から読みたいと思ってたので、即買い。

著者の森見さんは、京都出身で、学生時代を京都で過ごした者にとって懐かしい地名が
たくさん出てくる。

百万遍、出町柳、吉田神社、北白川、三条大橋、木屋町通り、、、


毎日会社で働いている今と違って(会社にいるだけで、暇だけど)、毎日自由な時間に
溢れていた当時(今のほうが楽しいけど)。

大学は出席すら取らず、年中夏休みみたいなもので、たいしたバイトもせずに、
だらだらと無為に過ごしていた5年間の学生時代が、懐かしくよみがえる。

あー、もったいなかった。

まあでも、あの時代のムダがあるから今のムダがある。
ムダ万歳!


さて。
変な文体も、最初は気になるくらいで、ストーリーもファンタジーみたくふわふわしてる
感じで、心地よく読めた。

他の作品も読んでみよう。

シーマン
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2009年01月15日

今週の1冊2009 その1





今年もたくさん本を読んで、面白かったものをさくっと紹介していきたいと思います。


今年最初に紹介する本は、「隷属国家 日本の岐路」。

著者はロシア在住の国際関係アナリストである、北野幸伯(きたのよしのり)氏。


この本は、めちゃくちゃ分かりやすい。
(内容は結構高度だと思うけど)

ニュースや新聞を読んだだけでは分からない国際政治の裏、隠された意図などが、
目からうろこ状態で、理解できる。


著者は、メルマガ界では有名で、僕もメルマガを取っているのだけど、ふーん、
なるほど、と納得されることばかりで、面白い。

今年読んだ2冊の中では、間違いなくベストだ。


大局的に見て、今後の国際経済が、いったいどういう方向で進んでいくのかなどに
興味がある人(株価や世界の為替動向に興味ある人など)には、オススメの一冊である。

シーマン
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2008年12月18日

今週読んだ本 その7





久しぶりの今週読んだ本シリーズ。
今週読んだわけではなく、ちょっと前に読んだのだけど。


今年は、ブラジル移民100周年の年
ということで、ブラジル移民をテーマに描いたこの大作を読んでみた。

04年本作で大薮春彦賞、吉川英治文学新人賞、日本推理作家協会賞を
とったというこの作品。

「ワイルド・ソウル」

ストーリーは、背表紙に書かれているのを引用。

1961年、衛藤一家は希望を胸にアマゾンへ渡った。しかし、彼らがその大地に
降り立った時、夢にまで見た楽園はどこにもなかった。戦後最大級の愚政“棄民政策”。
その四十数年後、三人の男が東京にいた。
衛藤の息子ケイ、松尾、山本―彼らの周到な計画は、テレビ局記者の貴子をも巻き込み、
歴史の闇に葬られた過去の扉をこじ開けようとする。

というもの。

ブラジル移民政策という失政をテーマに、それに翻弄された人たちの復讐劇で、
次のページを開くのが待ち遠しいほど面白い。
仕事中も気になって、法律書を読むふりをしつつ読み続けて、あっという間に全部
読んでしまった。

戦後の日本でこんなことが行われていたんだという事実を、ちゃんと知らなかったので、
非常に興味深く読むことができたというのと、実際に南米を取材しに行ったそうで、
その取材のときの様子を書いたエッセイ「ラティーノ・ラティーノ」も面白いが、
圧倒的な臨場感で、遠い異国の様子がありありと伝わってきた。


暴力的・アウロトー的な男性が魅力的に書かれているので、そういうのが好きな人は、
はまるかもしれない。

この作者の本は、初めて読んだけど、ついでに、近くのブックオフで置いてある本5冊
全部買うという、たいしたことない大人買いをしたけど、
「君たちに明日はない」と「ヒートアイランド」は、どちらも、テンポよくストーリーが
進み、読みやすいし、面白かった。

君たちに明日はない」の主人公は、リストラ請負人という仕事をしていてリストラを
しようとする会社から、専門家として業務委託を受けて、面接して従業員をやめさせる
というもので、架空の職業なんだけど、今のこの時代、ほんとにありそうで、なんか
怖さを感じつつ、大阪にいる友人の顔を思い浮かべたりしつつ、これも一気に読み終えた。


シーマン
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2008年12月15日

『行け!稲中卓球部』 古谷 実

inachu.jpg

昔から、口の悪い人とか性格の悪い人に、
稲中の前野に似てると言われることがたまにあり、
口の悪くない人や性格の悪くない人にも、
何かに似てるって言われることある?と聞かれた時に、
稲中の前野に似てると言われることがたまにあると言うと、
納得されることも多く、前から気にはなっていたけど、
これまで読む機会がなかったマンガ『行け!稲中卓球部』を読んでみました。

第1巻の最初のページに、
「稲中卓球部 前野 自分がかしこいと思っている、
 最低の大馬鹿野郎である。」
と書いてあって、「・・・・」という感じでしたが、読み進めていくうちに、
ラブコメ死ね死ね団など、確かに共感できる部分が多かったり、
また、普段のぼくの行動とうっすらとかぶっているとも
言えなくもない行動もあるような気がして、
さらに髪型とかも似てるような気もしないでもないし、
だから似てるって言われてたんだなあと納得できました。

それにしても何よりもびっくりしたのは、
はみちんサーブをはじめ、その他もろもろの下ネタが満載なのに、
稲中卓球部全巻が、近所の図書館に置いてあったことです。

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2008年12月08日

『バカボンのパパはなぜ天才なのか?』 斎藤 孝

nazetensai.jpg

『声に出して読みたい日本語』が昔、ベストセラーになった斎藤孝さん。

そのマジメそうなタイトルといい、ご本人のマジメそうな風貌といい、
これまで全く興味がなかったのですが、
先日、赤塚不二夫さんの追悼番組に斎藤さんがメッセージを寄せていて、
そこでナンと、「私が尊敬する人は、ゲーテとバカボンのパパです。」と言っていた。

なのでちょっと興味を持ち、彼の著書を眺めていたら、
バカボンのパパはなぜ天才なのか?』なんていう本を出していたので、
早速読んでみました。

斎藤さんによると、バカボンのパパは、「これでいいのだ!」と断言して、
過去を断ち切っていく力がすごいから天才なんだそうです。


この本では、3頁くらいで1つのマンガが取り上げていて(全部で69作品)、
『天才バカボン』の他にも、『バガボンド』とか、『タッチ』とか、
『東京大学物語』とか、『寄生獣』とか、『ナニワ金融道』とか、
『ベルばら』とか、実にいろんなジャンルのマンガが出てきます。

次は、この本で紹介されていた、『行け!稲中卓球部』を読んでみる予定です。

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2008年12月01日

『ブラックホールホワイトホール』 Newton別冊

blackhole.jpg

今年、ノーベル物理学賞を日本人2人が受賞しました。

それ以降、物理に目覚めたぼくは、
科学雑誌『ニュートン』の「ブラックホール」特集を読んでみました。
(物理というテーマは、不思議なことに宇宙というテーマにつながっているのです。)

この特集によると、

・ブラックホールは何でも吸い込むんだけど、
 なんと空間や時間も吸い込むらしい。

・地球には重力があるので、この重力に逆らって宇宙に飛び出すためには、
 ロケットに乗って猛スピードで重力の圏外に脱出しないといけないのですが、
 ブラックホールは、ものすごくとんでもなく重力が強いので、
 ロケットなんかでは重力の圏外に脱出することはできず、
 秒速30万キロメートルの光でさえも、その重力の圏外には脱出できなくて、
 だからブラックホールは真っ暗に見えるそうです。

それから、ブラックホールに吸い込まれるとどうなるかとか、
ブラックホールの正反対の性質を持っていて、なんでも吐き出す
ホワイトホールなんかについても書いてあります。
(鵜呑みにしてないけど。)

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2008年11月24日

『偽善エコロジー』 武田邦彦

gizeneco.jpg

最近、“環境に優しい”エコバッグがブームで、
レジ袋削減とかすごいやってるけど、
あちこちでいろんな種類のエコバッグが売られているのを見て、
これってほんとに環境にいいんかいなとか思ってました。

そんな時に読んだのがこの本。

偽善エコロジー 「環境生活」が地球を破壊する

この本によれば、レジ袋削減とエコバッグ推奨なんかは単なるエゴで、
環境に全く優しくないどころか、悪いくらいのものだそうです。

というこの著者の意見に対して、環境省リサイクル推進室の室長補佐が、
毎日新聞(2008年7月17日付夕刊2面)に掲載した反論が、
「レジ袋削減は、原油使用量削減のために取り組んでいるのではなく、
ゴミ袋として使われるレジ袋を削減することで、ゴミ自体が少なくなる。」
というものだそうで、つまり、レジ袋削減→レジ袋をゴミ袋として使えない
→ゴミ袋を買うのはイヤだからゴミを減らすというロジックのようですが、
「???」という感じです。

レジ袋削減については、エコバッグでがっぽり儲けたい業者の戦略に
まんまと乗せられているだけなんじゃないかという気がますます強まりました。


その他、ゴミの分別は意味がないとか、割り箸を使ったほうがいいとか、
冷房28℃の設定で温暖化防止は意味がないとか、
いろいろなトピックが載っていておもしろいです。
(鵜呑みにしてないけど)

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2008年11月13日

今週読んだ本 その6




○ぼくは猟師になった 千松 信也

魚を獲るほうの漁師ではない。
山の猟師、これは、馴染みがない人が多いのではないだろうか。

僕も、まったく馴染みがなかった。

大学を卒業するとき、僕は、進路として、今ある職業の中からどれを選ぼうか、
ということで考え、その結果、最初に面接に受かったのんびりしてそうなメーカー
を選び、なんとなく偶然に配属された部署で10年近く働いてきているわけだが、
僕とほぼ同い年で、名前も一緒で、大学も一緒の人で、こんな面白い人生を歩んでる
人がいるのは、すごく不思議で、あー生き方って全然違うんだなあ、と
感じさせ
られたのだった。

猟師免許なんてあるのは知らなかったし、京都市近郊の山のほうで鹿や熊が、ワナ猟で
取れるなんてこと、まったくもって驚きだ。
(千松さんの猟の手法は、「鉄砲打ってバンバンバン!」ではなく、網などでワナを
かける手法、動物との知恵比べで熟練の技を必要とされるものだ)

獲れた鹿の裁き方とか調理法とか書かれていて、まったく実践的でなくて、楽しい。



エコに興味がある人にも、オススメの一冊だ。

僕は、エコエコ言ってる人をみると、どうもうそ臭いなあと思ってしまうんだけど
(関係ないけど、近所のスーパーが、ビニール袋1個につき5円も取るようになって、
むかつく。。。)、千松さんは、本当の意味で、自然に敬意を払っている、と感じられる。


「自分で食べる肉は、自分で責任をもって調達する」という著者の生き方は、
かっこいい。


読書担当:c-man
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2008年11月06日

今週読んだ本 その5

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○チャイルド44

上下巻あわせて700ページを超える分量だけど、海外の小説って、独特な外国語の
表現方法が訳された日本語にも反映されて少し苦手なんだけど(とはいえ原文で
読める語学力がないので翻訳されたのを読むしかないわけだが。)、一気に読み
終えるほど面白かった。

ソビエトで実際に起きた連続殺人をモチーフにして、作られたらい。
ソビエトでは、スターリン体制のもと、凶悪犯罪はないもの(そういった犯罪は
資本主義の歪んだ社会で起こりうるもので、理想的な社会である共産主義の
ソビエトでは起こりえない)と考えられていた。

したがって、万一そうした事件が起きたとしても、公にはされずに、世の中の
好ましからざる者とされている人たち(障害を持った人や同性愛者など・・・)
に罪が押し付けられて、証拠もないのに何人もの人が罰せられていた。
(社会に好ましくない影響を与える、という恣意的な理由で、大勢の人間が
逮捕され、殺された)

といったような、えげつない内容が克明に描かれ、小説とはいえ、現実にソビエト
では行われていたっぽく感じられて、本当に怖い。(ロシアではこの本は
発禁処分になったらしい。。。)

圧倒的な臨場感で、読み出すと止まらないこと、食べだすと止まらないJagabeeのごとし、である。

秋の夜長の読書に、ぜひともオススメの小説である。

シーマンショック
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2008年10月20日

『経済は感情で動く』 マッテオ・モッテルリーニ

keizaikanjyou.jpg

≪第1問≫

ちょっとおしゃれなフレンチレストランなんかにデートで行って、
ワインリストを見たところ、3000円と5000円と7000円のワインがあった。

あなたはどのワインを頼むでしょうか?



この場合、5000円のワインを頼む人が多い。

つまり、お店からしたら、5000円のワインをたくさん売りたければ、
7000円のワインもメニューに載せておけばよいということ。


≪第2問≫

以下の“文字の色”を声に出して読んでみてください。

あか

くろ

あお

みどり

あお

きいろ


なんか詰まらなかった?

これは意識と無意識が、ぶつかっているからです。

つまり、意識では分かってるのに、
無意識が邪魔をしてうまくいかないのです。
人が何かを判断する時にもよくある状況です。


≪第3問≫
A社の社長のあなたは、これまで100億円かけて、
Xという多機能スポーツシューズを開発してきました。

開発完了まであと一歩のところで、ライバルのB社が、
Xよりも安くて機能も優れたスポーツシューズを販売することを知りました。

あなたは、Xの開発を途中でやめますか?


人は、手間ひまや時間やお金をかけたことに対しては、
主観的に価値が高くなってしまうため、
なかなか途中でやめることができなくなります。

どれだけ手間ひまや時間やお金をかけたとしても、
その時点時点で客観的に判断して、ムリだと思ったら潔くやめないといけません。
(経営判断だけじゃなく、株式投資にも人間関係にも当てはまります。)

と、こんなQAがたくさん載っているこの本。

ハウツー本ではありません(ハウツー本は読みません)。

経済は感情で動く ―はじめての行動経済学―

行動経済学という新しい学問の立役者ダニエル・カーネマンは、
2002年にノーベル経済学賞を受賞しています。

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2008年10月16日

今週読んだ本 その5




今週読んでいる(はず)。

ほとんどがフィジーで、サモアのことがあまりかかれていない、地球の歩き方。

見所は少ないようだ。
手付かずの自然、くらいか。(要するに、すごい田舎ってこと)

大自然を、のんびりと、満喫。

現地人と仲良くなれてるといいな。

シーマン@サモア
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2008年10月09日

今週読んだ本 その4

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一昔前は農業国として豊かだったジンバブエという国が独裁大統領のせいで国が破綻
してしまったという、衝撃的な第1章から始まる。

今、ジンバブエは、ものすごいインフレに見舞われていて、2008年3月のインフレ率が
35万5千パーセントだという。
つまり、1年前100円だったジュースが35万円5千円するということ。

どんどん高額紙幣を政府が発行しているけど、まったく効果がないらしい。

(6月には1000万パーセントを超えたらしい。1日に、2度3度とものの値段が2倍、3倍へと
変化するらしい。)


ものが町中になくて、国民の生活もむちゃくちゃ。

ジンバブエ、で検索すると、悲惨な状況が分かってくる。

このサイトで、物価の値上がり具合がレポートされてる。

おそろしい・・・


というよなことを、
アフリカ・レポート
を読めば、いろいろ分かる。

この前読んだ「カラシニコフ」の著者、松本仁一さんの最新本。

これまた興味深い内容でした。
文章も読みやすくて、すぐに読めます。

シーマン
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2008年10月02日

今週読んだ本 その3




僕は、もともと活字中毒なところがある。

先日実家に帰ったときにたまたま見つけた成績証明書の担任の先生のコメントに、
「よく読書した」と一言だけ「書かれていたりするくらい、高校のころは、
昼休みに
図書館に閉じこもって本を読んでたり(暗い・・・)したものだ。

今流行りの「蟹工船」などのマイナーな文学作品などから、詩集や、ブルーバックスとか
推理小説とか歴史小説とか、ジャンル関係なく、乱読ってやつだ。

最近、また通勤時間が長くなって、乱読を再開した。
電車で長時間読んでいるせいで、肩こりがひどい、おとといも、あまりの肩こりの
ひどさで首も回らなくなり、生まれて初めて整体に行ってしまったほどだ。
だけど、やめられない。

そういえば、高校のころも、電車での通学時間を利用して本を読んでいた。
そして、肩こりに悩まされていた。


ということで、今週読んだ本。

カラシニコフ2
1に続いて、世界中の紛争・貧困などの問題に迫るレポート。
今回は、アフリカではなく、アジア(主にアフガニスタン)や中南米(コロンビアなど)
の様子が書かれていて、興味深く読むことができた。
麻薬と銃との関係、世界が抱える様々な問題を前に無力な自分を知ることができる。
(知ったからといって、具体的な行動を起こさないのだけど。)

中立の視線で書かれている(一定の価値観を押し付けない)のが、何より好感がもてる。


私という運命について
29歳から40歳という一人の女性の一時期を描いた小説。
田町に本社がある電機メーカーで働く女性の、恋愛・失恋・結婚・出産、仕事など、
長々と書いてある。

電機メーカーって、もしかしてNECのこと?と思うと、なにやらそれっぽい感じも
しなくもないけど、なんとなく舞台設定には親近感を覚える。

90年代後半から2005年くらいまでの、同時代を生きてきた身にとっては、当時、流行って
いた音楽など時代背景が詳しくて、懐かしい気分になる。

が、最後まで、この本の主題でもある「運命」というものの考え方(=主人公の女性)に
共感をもてなかった。
(もともとこの作者の本は理屈っぽい(そこが面白いとこでもあるけど)。
主人公の女性も理屈っぽくて、付き合うと怖そう・・・)

今の自分というのは、過去にさまざまな選択をしてきた結果であり、これからの自分と
いうのも、同じように、これから訪れる様々な選択をしていって作られていくもので、
「あのとき、あの選択をしてれば別の結果になってたかも・・・」なんていう意味の
ないことは、誰だって考えると思うけど、まあ、そうやって後悔なんかしつつ、選択に
よって自分の人生は進んでいくわけだ。

僕みたいに漫然と生きてても、すごい偶然だ!なんて思うこともよくあるけど、それを、
「あのときああいう選択をしたのは、生まれる前から神様から決められていたことなんだ、
アーメン」
と大げさに考えるのは、どうも無宗教かつ合理的な考え方をしてしまう僕のもち肌には、
どうも、なじまなかった。


とても分厚い本で、昨日、3日くらいかかって読み終わり、今日は音楽を聞きながらの
通勤。
少し、肩・首の稼動域が広がって、今日は、普通の肩こり状態となっています。

シーマン
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2008年09月25日

今週読んだ本 その2




木曜恒例(としたい)、手抜き記事シリーズ「今週読んだ本」。

今週は、北の大地デッカイドーででっかい自然と戯れてたので、1冊しか完読
できてません。


伊坂幸太郎の魔王


伊坂さんの作品は、文庫になったものはほとんど読んでて、ファンと言っても
いいくらいだけど、読んだものの中では、これは「?」マークが残るもので
あった(アマゾンでの評価は高いけど)。

魔王は、2人兄弟の2編の小説で構成されている。

1話目は、主人公の男が、「自分の思ったことを他人に喋らせることができる」
という特殊能力を身につけて、社会と対峙するのだけど、なんだか難しくてよく
わからない。

2話目は、1話目の男の弟が主人公となり(語り手はその彼女)、1話の数年後
を描いているのだが、この弟も「じゃんけんなどの確率ゲームに必ず勝利できる」
という特殊能力を身につけ、社会と対峙する。
が、これまた、よく分からない。

文体が読みやすいので、最後まで一気に読めるけど、最後まで読んでもよく
分からないので、一定のもやもや感は残ってしまう、という作品だった。


伊坂さんの作品は、作品間の連携みたいなのがあって、あの小説で出てきた彼は
別の小説でちらっと出てくる、といったことがよくあって、色々読んでると、
楽しめるのだけど、そういうのも、あまりなかったように思う。

僕としては、同じ伊坂さんの作品では、予知能力があってしゃべる案山子が殺され
てしまう「オーデュボンの祈り」とか、
それぞれ特異な能力を持った4人組の泥棒を描いた「陽気なギャングが地球を回す」
などがオススメだ。


まだまだオススメあるけど、執筆して10分くらい経ったので、今回はこの辺で。

c-man

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2008年09月18日

今週読んだ本 その1


秋の気配を感じるようになり、通勤時間に本を読む時間が増えてきました。

ここのところ、週に1、2冊のペースで文庫本を読んでるので、「今週読んだ本」コーナーを
不定期に連載します。

あまり気合を入れて書くと続かないので、簡単に。

第1回は、たぶん今月に読んだ本。


1冊目「ユージニア」恩田 陸


読んでる最中、全貌が分からず、謎が多いので、とても気持ち悪い。
読んでるうちにだんだん分かってくるけど、でもやっぱり分からないまま終わり、気持ち悪い。
検索してみたら、よく分からない人用への解説サイトなるものもあり、やっぱりみんな
よく分からなかったんだー、という感想。

フリマに出す予定。誰か買って!

2冊目「ミッキーマウスの憂鬱」松岡 圭祐


ディズニーランドを舞台にした青春小説。主人公のヘタレ青年が、最初読んでていらいらするが、
いつの間にか、いいヤツになってる。

法務部の人間というのが出てきて、ビジネスの実態を把握せずに損害賠償云々の法律
の話をしたり、場の空気を読めずに規則の話をしたり、と、ものすごい印象悪く描かれて
いた。でも、実際にそういう法務部の人間は、いる。

これも、フリマに出す。買って!

3冊目「カラシニコフT」松本 仁一


「カラシニコフ」という世界でもっとも作られ、もっとも使われている自動小銃を通じて、
主としてアフリカで起こっている内戦、政変などの様子を描いたルポ。
アフリカで生きる少女へのインタビューなどもあって、実際の生活などもうかがい知る
ことができる。

衝撃的な内容で、暗い気分になったりもするけど、素晴らしい。
臨場感あふれる記述で、一気に最後まで読んだ。
今のとこ、今年読んだベスト。いま、そのUを読んでる最中。

これはフリマに出さない。
興味ある方、お貸しします。

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2008年06月06日

『エクサバイト』 服部真澄



けっこう本は読むけれども、小説はほとんど読まないのですが、
ただ、唯一、昔からほとんどの作品を読んでいるのが、この人。
服部真澄さん。ジャンルでいうとインテリジェンス小説です。

そんな彼女の新作が出たので、早速購入して読んでみました。

エクサバイト

今、パソコンのハードディスクなんかの記憶容量は、数十ギガバイトくらいですが、
数十年後には、10億ギガバイト=100万テラバイト=1エクサバイトの
記憶容量が持てるようになります。

そんな時代に、ある会社が、人生を全部録画するレコーダーを発売します。
人間のひたいに埋め込む方式のレコーダーで、その人が装着したときから死ぬまでの間、
目で見た全てのことを映像で録画できるのです。

そして、装着していた人の死後、レコーダーを回収し、
この録画された映像を合成していくとどうなるかというと、
例えば、シーマン(誕生日おめでとう。)とスナフキンというバカップルがいたとして、
シーマンが見ていた映像とスナフキンが見ていた映像を合わせると、
シーマンの視点とスナフキンの視点とが合わさった映像を見ることができるのです。

さらにシーマンの友達のテチコサチコなんかの映像も次々と加えていくと、
10人、20人の視点が合わさった映像ができます。

さらにこれを地球規模にしていくと、人類が見てきた映像、
つまり人類の歴史を映像で残せることになるのです!!
(意味分からなかったら小説読んでください。貸します。)

しかし、そこには大きな落とし穴が?!

「人類がこの世に現れてから紀元2000年までに、
総人類が残した記録データすべてを総合しても、
12エクサバイトしかなかったんだ。
ところがさ、デジタルメディアの普及で、全盛期の終わり頃から
各自の情報ストック量が飛躍的に増えてさ。
いまでは毎年、年間一万エクサバイトもの情報が
世界中で蓄えられている。 ―本文より」


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2008年04月12日

『ナニワ金融道』 青木 雄二

naniwa.jpg

最近、円高が大きなニュースになりました。
そこでこれまで預金だとか株だとかにまったく興味がなかったぼくですが、
外貨預金でもしてみようかなと思い立ちました。

しかし、何の知識もない状態で外貨預金なんかに手を出すと、
痛い目に遭う可能性があるので、まずはお金についての知識をつけるため、
家の本棚で読まれることなく眠っていた『ナニワ金融道』を手に取りました。

そしたらこれがおもしろい!!

夜逃げする人、風俗に身を落とす人、マルチ商法に引っかかる人、取り込み詐欺をする人。
人間の欲望や野望につけこまれ、人生破滅していく人たちのエピソードが次々と出てきます。
(ダイヤルQ2の薄井毛利男社長のエピソードは涙なくして語れません。)

まだ7巻までしか読んでいませんが、
これまで特に印象に残ってるのは、まじめな教頭先生のエピソード(5巻)。

軽いおこずかい稼ぎの気持ちで、商品先物取引に手を出したところ、
50万円で始めた取引があっという間に4500万円の借金を抱え込むことになり、
たったの2週間で人生が破滅します。蟻地獄物産、恐るべし!
信用取引っていうのはえらい危険なもんですなあ。

そして今は、トイチ(10日間で利子1割)の金貸し銭田vs帝国金融の灰原との戦いを
固唾を呑みながら読んでいます。

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2008年03月01日

『親会社の天下り人事が子会社をダメにする』 佐伯 弘文



kogaishadame.jpg


名門大手鉄鋼メーカーの神戸製鋼で専務取締役を務め、
その後、子会社である神鋼電機の社長に天下りした佐伯弘文さんの対談、
親会社の天下り人事が子会社をダメにする』。

佐伯さんが天下った頃は、神鋼電機はそれはもう恐るべき惨状で、
業績は7年連続の赤字、何年間も無配が続いていて、倒産寸前。

社内の雰囲気は沈滞そのもの。
あまりにも将来性がないという理由で優秀な社員は相次いで会社を去っていました。

無気力、無責任、何事も親会社頼み、お役所的な規則づくめで、
前例主義とムダの多さばかりが目立ち、
「これが民間会社か?」という状況だったそうです。

佐伯さんは、そんな会社に単身乗り込み、一気に黒字化させます。
神鋼電機は、その後も順調に右肩上がりの成長を続けています。

昔は、『ロッキー』を観て、弱いボクサーがのし上がっている姿に感動していたくらいでしたが、
最近は、こういう本でも感動できるようになってきました。

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