まずは、近所のお金持ちの人の家からみわちゃんを連れ戻すプロジェクト。
1000匹以上いる広大なワニ園の中からみわちゃんを見つけ出し、それを
持って帰るという作業は、実に困難であったが、見事見つけ出すことに成功し、
無事に連れ戻すことができた。
この偉業は、間違いなく、歴史に残るものとなろう。
しかも、なんと、このたび、この偉業を写真に残すことに成功したのである。
ご覧いただきたい。
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見よ、この広大なワニ園を(分かりにくいかもしれないが、これが四方に広がり、
全体は、この数倍の面積を誇る)。
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見よ、たくさんのワニたちを。
広大なワニ園の至る所に、こうして重なりあってワニが棲息している。
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見よ、その無数とも言えるワニの中から、
みわちゃんを探し出したワニ戦士たちの勇姿を。
さて。
続いてのプロジェクトは、ワニ園を埋め尽くしていた大量の空き缶をクラッシュ
する作業だ。
何かと近所の人が集まる機会の多いリーマン家には大量の空き缶が出るのだが、
みわちゃんを預かってもらっている間、その空き缶をすべて、ワニ園に捨てていた。
これらを外に出したままにしておくわけにはいかず、アルミをつぶして小さくする
という作業をせずに、前に進むことはできない状況となった。
やむを得なく、空き缶クラッシュ作業をすることにした。
まさにマンパワーが必要とされるプロジェクトである。
家族総出で(プロジェクト手伝いの日本人3名も)、2人1組を作って、
一人が空き缶を立てて置き、もう一人が片足で踏み潰すという一連の作業が
延々と続いた。
炎天下の中、お母さんもお兄さんも弟も妹も、日本人のみんなも、ひたすら
空き缶を踏み潰す。
単純作業に見えるが、意外と手間取ったのが、飲み終わった後に軽く手でつぶ
されていて、ストレートに立ってくれない空き缶の存在だ。
しかしそれも次第に要領をつかんで、1時間も経たないうちにすべての空き缶を
クラッシュすることに見事成功した。
この間、みわちゃんは、お昼寝をしているなど、のんきなものだ。
君のために家を作ってるというのに・・・
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寝ているみわちゃん。
あ、違った。こっちだ。
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寝ているみわちゃん。
さて。
空き缶クラッシュプロジェクトも無事終えた僕らは、続いて、セメントでヒビを
直すという、これまた困難なプロジェクトに取り掛かった。
まずは、セメントと混ぜる砂を買う(セメントはプロジェクト開始前に購入して
おいた)。
このプロジェクトが困難なのは、わざわざカンボジアにまで来て、わずか5日
ほどしか滞在しないのに、セメントを買ったり砂を買ったりしていいのかという
疑問を払拭しなければならないことだ。
ま、払拭できたかどうかはおいといて、材料がそろったので、セメントでヒビを
直すことにした。
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丁寧にセメントを塗るリーマン。
あとは、セメントが固まるのを待つだけ。
ということで、僕らは、プロジェクトの完了を労いに、シェムリアップの中心の
カフェに向かい、アイスコーヒーで少し気の早い祝杯をあげた。
この間、雨が降ってたような気もしたけど、外に出たら雨は降ってなかったので
気にせずに、リーマンの家に戻り、完成したワニ園にみわちゃんを連れて行く
作業に取り掛かった。
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ワニ園に向かうみわちゃん。
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ワニ園に飛び込もうとするみわちゃん。
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ワニ園のプールで気持ち良さそうにするみわちゃん。
こうして、ワニ園修復プロジェクトは無事に成功し、みわちゃんも幸せにリーマン
家のワニ園で暮らしていくことになった。
と思われたが、このあと、トラブルが・・・(つづく)
ワニ担当;シーマン
大阪人らぐび〜の突っ込みは相変わらずパッとしないなあ