
最近、円高が大きなニュースになりました。
そこでこれまで預金だとか株だとかにまったく興味がなかったぼくですが、
外貨預金でもしてみようかなと思い立ちました。
しかし、何の知識もない状態で外貨預金なんかに手を出すと、
痛い目に遭う可能性があるので、まずはお金についての知識をつけるため、
家の本棚で読まれることなく眠っていた『ナニワ金融道』を手に取りました。
そしたらこれがおもしろい!!
夜逃げする人、風俗に身を落とす人、マルチ商法に引っかかる人、取り込み詐欺をする人。
人間の欲望や野望につけこまれ、人生破滅していく人たちのエピソードが次々と出てきます。
(ダイヤルQ2の薄井毛利男社長のエピソードは涙なくして語れません。)
まだ7巻までしか読んでいませんが、
これまで特に印象に残ってるのは、まじめな教頭先生のエピソード(5巻)。
軽いおこずかい稼ぎの気持ちで、商品先物取引に手を出したところ、
50万円で始めた取引があっという間に4500万円の借金を抱え込むことになり、
たったの2週間で人生が破滅します。蟻地獄物産、恐るべし!
信用取引っていうのはえらい危険なもんですなあ。
そして今は、トイチ(10日間で利子1割)の金貸し銭田vs帝国金融の灰原との戦いを
固唾を呑みながら読んでいます。
書評担当:175

かしてほしい。
今度貸します。