ジェンネの短い訪問を終えたぼくらは、
今日の宿がある町、ドゥエンザに向かいました。
途中、給油に立ち寄り、ツアーリーダーのシセが乗る1号車がまず出発し、
続いてぼくらが乗っていた3号車が出発したのですが、
2号車を待ってたのかなんかフラフラのろのろと運転しだしたので、
ガソリンスタンドのすぐ横にいた警察官に目をつけられてしまいました。
警察官は、ドライバーの細かい書類不備を目ざとく見つけ、
見逃してやるからと賄賂を要求してきたようなのですが、
ドライバーはそれを断ったため、怒った警察官に警察署まで
連れて行かれることになりました。
連行される途中、命がけで撮った映像です。
前に先導するバイクが見えます。
そしてドライバーは警察署に連れて行かれ、
ぼくらはどうしようもできずただひたすら彼を待っていました。
(このドライバーは英語がしゃべれず、3号車に乗っていた日本人添乗員は、
フランス語がしゃべれないので、コミュニケーションは一切できません。)
しばらくすると途中で追いついた2号車から事情を聞いた1号車も
戻ってきて警察署まで来てくれました。
で、どうしようか話してると、
3号車のドライバーが警察からふらふら出てきました。
賄賂払ったんだろうか。
だいぶ時間をロスしたぼくらは、
狭い凸凹道を猛スピードでドライブし、宿に向かいました。
真っ赤な夕日が沈んでいくと、周囲は完全な闇です。
ときどき集落を通過すると、電気がないので焚き火をして、
その周りにたくさんの人が集まっているのが見えます。
毎晩あんな感じで過ごしてるんですね。
夜8時頃、やっと宿につきました。
早速テント設営です。
大晦日の晩ご飯。ビールはもちろんマリビール。
晩ご飯の後は、日本人添乗員さんが日本から持ってきた焼酎を飲みながら、
ツアーメンバーと一緒に11時過ぎまで旅話をして、
それからテントに入り、カウントダウンしようと思ってたのですが、
11時40分くらいに力尽きて寝てしまいました・・・
そして翌朝5時。
2008年元旦の初日の出です。
2008年最初のご飯です。
質素なスタートでした。
宿の外には、ヤギの丸煮を売っているおばちゃんがいました。
歯茎の部分が一番おいしいらしいので、
ほんの少しだけ食べてみましたが、ぐにゃぐにゃしてただけで
味はよく分りませんでした。
マリ担当:175
