2008年06月06日

『エクサバイト』 服部真澄



けっこう本は読むけれども、小説はほとんど読まないのですが、
ただ、唯一、昔からほとんどの作品を読んでいるのが、この人。
服部真澄さん。ジャンルでいうとインテリジェンス小説です。

そんな彼女の新作が出たので、早速購入して読んでみました。

エクサバイト

今、パソコンのハードディスクなんかの記憶容量は、数十ギガバイトくらいですが、
数十年後には、10億ギガバイト=100万テラバイト=1エクサバイトの
記憶容量が持てるようになります。

そんな時代に、ある会社が、人生を全部録画するレコーダーを発売します。
人間のひたいに埋め込む方式のレコーダーで、その人が装着したときから死ぬまでの間、
目で見た全てのことを映像で録画できるのです。

そして、装着していた人の死後、レコーダーを回収し、
この録画された映像を合成していくとどうなるかというと、
例えば、シーマン(誕生日おめでとう。)とスナフキンというバカップルがいたとして、
シーマンが見ていた映像とスナフキンが見ていた映像を合わせると、
シーマンの視点とスナフキンの視点とが合わさった映像を見ることができるのです。

さらにシーマンの友達のテチコサチコなんかの映像も次々と加えていくと、
10人、20人の視点が合わさった映像ができます。

さらにこれを地球規模にしていくと、人類が見てきた映像、
つまり人類の歴史を映像で残せることになるのです!!
(意味分からなかったら小説読んでください。貸します。)

しかし、そこには大きな落とし穴が?!

「人類がこの世に現れてから紀元2000年までに、
総人類が残した記録データすべてを総合しても、
12エクサバイトしかなかったんだ。
ところがさ、デジタルメディアの普及で、全盛期の終わり頃から
各自の情報ストック量が飛躍的に増えてさ。
いまでは毎年、年間一万エクサバイトもの情報が
世界中で蓄えられている。 ―本文より」


書評担当:175

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posted by 175 at 12:18| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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