2006年01月14日

『ホピの太陽の下へ』 羽倉 玖美子



去年紹介したホピ族ですが、実際にこの目で見て来てあまりにもびっくりしたので、
ホピの太陽の下へ―女三人、アリゾナを行く』という本を買ってきて、
ホピ族のことをもっと調べてみることにしました。

この本の中で、アメリカ合衆国政府とホピ族との関係が
うかがえる象徴的な出来事が紹介されていました。
1988年8月4日の朝日新聞の第1面に載った記事です。

「核廃絶を訴えるために来日するアメリカンインディアングループのうち4人が、
 米国の正式パスポートではなく、インディアンが独立国として主張している
 “国名”のパスポートでの入国を申請していたが、外務省は3日までに、
 渡航証明書を発給することでこの入国を認めた。
 『独立国』パスポートを認めたわけではないが、こうしたかたちでの入国は
 初めて。外務省では『欧米諸国がインディアンに対し同じかたちでの入国を
 認めていることと、平和運動のためであることを考慮した異例の措置で、
 前例とはしない』と話している。」


ただ、去年ぼくがホピ族の村に行った時、ある家の息子は、
沖縄の米軍基地で働いてたことがあると言っていました。
なので、全てのホピ族が独立を主張してるわけではないと思います。

でも、いずれにしろ、今のアメリカ合衆国に、こんな問題があったことにびっくりです。
全然知らなかったもん。何で日本のニュースや旅番組では触れないんだろう・・・

そして、今一番観たい映画。

この本の著者、羽倉さんが一緒に旅行した辰巳玲子さんの旦那さん、
宮田 雪(きよし)監督の『ホピの予言』。
宮田監督は、『ホピの予言・第二部』制作中に病に倒れ、
要介護度5という重度の障害を負い、現在も療養中だそうです。

宮田さんが命を削って制作した映画『ホピの予言』が
東京で上映される日が待ち遠しいです。

土曜担当:175

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posted by 175 at 12:58| 東京 ☀| Comment(2) | TrackBack(1) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして、どブログさん。
しばらくぶりで北山さんのブログを開きましたらこの記事に出会いました。
本の紹介をしていただいて、ほんとうにありがとうございます!ちょっとびっくり。

ホピのパスポートのことですが、
その当時のいわゆる「伝統派ホピ」といわれた人たちは、合衆国政府といちども契約を交わしたこともないし、自分達の法は唯一創造主の法である、ということを譲ることはありませんでした。ですから、創造主からの教えを伝えることが使命であったメッセンジャーの故トーマス・バニヤッカ氏は、創造主の承認を意味するイーグル・フェザーを付け、伝統派長老がサインした独自のパスポートを携えてしか海を渡ることはありませんでした。88年をはじめとして、確か3回来日しています。
「ホピ独立国パスポート」で来日したホピは、他に今年83歳で健在のマーチン・ゲスリスウマ氏のみではないかと思います。氏は92年に私たちが招聘しました。

どブログさんが書かれていたように、一世代前まではともかくとして、現在ではホピ
が独立国(国家という意味ではないですが)であると主張し、それを求める人もほとんどいないのではないでしょうか。
今はアメリカ合衆国のために戦争に出かけ戦死しても、部族のなかで賞賛されるような時代となりました。

参考までに、ニューヨーク州にイロコイ六カ国連邦と呼ばれるインディアンの自治区がありますが、ここでも六カ国連邦が発行するパスポートがあり、たしか合衆国によっても認められているはずです。このパスポートでも過去何回もイロコイから日本に入国していますよ。

「ホピの予言2004年版」の東京での上映予定ですが、たぶん3月に自主上映があると思います。またHPをみていただけたらありがたいです。

去年ホピに行かれてどのような感想をお持ちになったのでしょうか。またよかったら教えてください。

それでは・・・
この出会いに感謝します。

辰巳玲子
Posted by 辰巳玲子 at 2006年01月17日 22:24
びっくり!!
辰巳さんご本人にコメントいただけるとは!
どうもありがとうございました。

ぼくの友人が去年の東京平和映画祭に行き、
『ホピの予言』を観ることができただけでなく、
辰巳さんの歌も聞けて感動したと言ってました。
http://www.peacefilm.net/

ニューヨーク州にも自治区があるんですね。
米国に気を使ってるのか分りませんが、
ネイティブアメリカンの問題って、
日本のメディアではぜんぜん取り上げられませんね。

こういう本や映画をきっかけに、
(ぼくもそうですが)ネイティブアメリカンのことに
興味を持つ人がもっと増えたらいいなと思います。

ちなみに、ホピの村を訪れたときの感想は、
ここにまとめました。
http://donzoko-kai.seesaa.net/article/7653677.html
お時間あればご覧ください。
Posted by 175 at 2006年01月18日 20:20
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