マケドニアからは、天童よしみ似のジプシークィーン“Esma”(エスマ)が、
インドからは、ひざダンス(これすごい!)の名手がいるグループ、
“Maharaja”(マハラジャ)が、
ルーマニアからは、ジプシー楽団のタラフ・ドゥ・ハイドゥークスと、
ファンファーラ・チョクルリーアが、
そしてスペインからは、フラメンコダンサーのアントニオと叔母のファナが集まり、
ひとつのバスに乗って全米ツアーをすることになりました。
彼らの唯一の共通点は、ロマ(ジプシー)であること。
その様子を追った音楽ドキュメンタリー映画がこれ、
『ジプシー・キャラバン』です。
どれもこれも超個性的なメンバーで、それを見てるだけでも楽しいのですが、
中でも一番存在感があったのが、スペイン人のでっかいおばちゃんファナ。
昔から不思議に思ってたのですが、スペイン人のでっかいおばちゃんは、
なんでこんなかっこいいんでしょう。
日本人の場合、でっかいおばちゃんになってしまうと、
諦めるか、いじけるか、吹っ切れておかしくなるかのどれかの気がしますが、
スペイン人のでっかいおばちゃんは、踊るし唄うし飛び跳ねるし、
そしてそれがすごいサマになっているのです。
人目を気にする国民性とそうではない国民性の違いが、
具現化されている好事例のひとつなのではないでしょうか。
※勝手に一般論のように述べいてるだけなのですのでご了承ください。
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