今日は、ぼくが一番好きな旅行記、森村桂さんの『天国にいちばん近い島』を紹介します。
『海をね、丸木舟をこいで、ずうっとずうっと行くんだ。
するとね、地球の、もう先っぽのところに、真っ白な、サンゴでできた島が一つあるんだよ。
それは、神さまのいる天国から、いちばん近い島なんだ。
地球のどこかで神さまをほしがっている人があると、神さまは、いったんそこに降りて、
島の人に丸木舟をだしてもらって、日本へ来たり、アメリカへ行ったりするんだよ。
だからその島は、いつ神さまがとびおりても痛くないように、花のじゅうたんが
一面にしいてあって、天に近いからいつもお日さまを浴びて、明るくて、あたたかいんだよ。
その島の人々が黒いのは、どこの国よりもお日さまをいっぱいもらっているからなんだよ。
その島の人々は、神さまと好きなだけ逢えるから、みんなみんな幸せなんだ』
幼い頃、お父さんにずっとそんな話を聞かされていた森村さんは、
ふとした拍子に、フランス領ニューカレドニアのことを知ります。
そして、お父さんが話してた天国にいちばん近い島は、
きっとニューカレドニアのことに違いない、と確信した彼女は
ニューカレドニアから鉄鉱石を輸入している貿易船に乗せてもらうため、
鉄鉱石会社の社長に突然手紙を書き、その社長の計らいで、
本当にニューカレドニアに行くことになります(すごい初海外旅行だ!)。
しかし、ニューカレドニアにやってきた森村さん。フランス語も分らないし、
現地の日本人には、こんな何もない島に目的も無くやって来た
怪しい日本人というレッテルを貼られて距離を置かれるし、孤独な毎日を過します。
そんな日々が続き、あまりにも辛いので、日本に帰ろうと思ってた時、
偶然に知り合った、片言の日本語を話すベトナム人のおばちゃんの紹介で、
森村さんは、心優しい日系2世の夫婦と知り合うことができます。
そして、その夫婦との出会いをきっかけにして、森村さんは、
現地の島民ともどんどん仲良くなっていきます。
もちろん言葉の壁はありますが、森村さんに勝手なレッテルを貼って
距離を置いてきた現地の日本人たちとの会話よりも、
英語がほんの片言しか通じない島民たちとの会話のほうが
ずっと通じ合うものがあるのです。
ニューカレドニアの本島で2ヶ月を過した頃、
森村さんは、現地の島民に招待され、ウベア島に遊びに行きます。
島民たちの村で8日間を一緒に暮らし、新年を迎えます。
そして、その島で、信じられないくらい美しい海を見ます。
底抜けに明るく、しかも静かな、澄みわたった真っ青な海。
□
ぼくも、ちょうど去年の今ごろ、ウベア島に行ったのですが、
曇ってたこともあり、森村さんの描写ほど、きれいではありませんでした。
現実をも凌駕する、森村さんの描写!
この小説に出てくるようなきれいな海に行ってみたいなぁ。
土曜担当:175






どこかに残ってるかな〜。探してみよ。
こんな事なら迷わず入って、皇后様もおいしいと言った、あのケーキを一口でも食べておくんだった。
ウベアの海は本当に美しかった!ウベアに行ったのはもう6年も前だけど、今でもあの海は忘れられないです。
「天国にいちばん近い島」僕も読みました。良い本ですよね。
映画の方は別に見なくていいけど、本の方はまだ見てない人にはぜひ読んでもらいたいです。
ワタシは「天国にいちばん近い島」は、現地に滞在していた時に初めて読みました。ホームステイしていたゲストルームに置いてありました(笑)
日焼けもシミも気にせず、ひたすら坂道を歩いて図書館へ通ったり、早朝のマルシェでお魚を買ったり、潜ったり泳いだり、浜辺でタヒチアンダンスを踊ったり、これぞピクニック!を体験したり、楽しい思い出がいっぱいです。旅は現地で会う人によって、その趣は変わるのかもしれませんね。そして、どんな人に会えるのかは自分次第なんですよね、きっと。