
最後のプロジェクト、メキシコとのボーダー近くにある「Chiricahua」という場所。
これで「チラカワ」と読む。ん?白川さん?
ここはガラガラ蛇がうじゃうじゃ出る場所で、ひとつ前のプロジェクトでは熊まで現れたらしい。
プロジェクト中は、ガラガラ蛇の中でも一番危険な「モハビラットルスネーク」というのが何度も現れ、みんな逃げた。奴は獲物を見つけると追いかけてくるので、本当に危険。これは結局、プロのレンジャーが手づかみでどこかへ放り投げてしまった。
そして、作業中にプンジャーと呼ばれる削岩機を使っている2m横には、ものすごくアグレッシブなのスズメ蜂の巣があった。
彼らも、刺激してしまうと1000匹単位で1マイル以上追っかけてくるんだと。
おい、そんなところで作業させるなよ!と誰もがツッコミを入れた。
なんだかんだで、たぶん一番危険なプロジェクトだったなぁ・・・
今アリゾナはモンスーンの季節で、カンボジアにいたとき以上に激しいストームが1日に1回来る。
もうみんなびしょ濡れで、せっかく動かした重さ200kg以上の岩がまた動いてしまったり、それを元の位置に戻したりと大変なことも多かった。
でも、誰一人としてケガも何もなく終わったのは良かった。
最後の日には、特別にメキシコの目と鼻の先の洞穴に連れて行ってもらい、世界の終わりのような地中を見ることができた。
もうこれでプロジェクトもなし。
8日間シャワー浴びれないとか、原始的な生活ももうなし。
今後は、都会の生活に身体を慣らしていかないといけません。
樵通信担当:変態ベジキコ
