仙台出張は口実で、東北の冬の海の幸を満喫することが一番の目的で出掛けた仙台は、着いたとたんに吹雪。天気予報はチェックしていたものの、予想外の天候に体が追いつきません。持参した防寒グッズ完全装備で駅を出て、晩ごはんは何を食べようかなどと考えつつ街中を歩き、まず仕事をしなくては。完全装備の私とは対照的に、ミニスカ+ハイソで吹雪を歩く女子高生に圧倒されつつも、無事にお仕事終了。
さて宮城県といえば、三陸の海の幸や牛タンが有名な県。また米どころでもある宮城には有名な酒蔵もたくさんあります。私が好きな日本酒、一の蔵や浦霞も宮城のお酒。そして意外なことに、冷やし中華の発祥の地でもあります。

そんな宮城でこの旅一番のお目当ては、何と言っても三陸の牡蠣。ノロウイルスの影響で消費量が落ちている牡蠣ですが、食べ方を守れば何も問題はありません。しかし東京のレストランではメニューから牡蠣が消えたり、スーパーで販売するところも少なくなっているのが実状です。この冬は生産者の方もだいぶ打撃をうけたことでしょう。その実態調査という大義名分をたて、快晴の翌日は塩釜港の市場まで足をのばしました。

市場は築地と比べるとこじんまりとしていますが、活気があり、商売者以外の観光客でも気軽に買い物ができる温かさがありました。とはいえ、市場なので箱単位での買い物になるので、たくさん購入する人は宅配を利用すると便利でしょう。私は買い物ではなく実態調査が目的だったので、牡蠣を売るお店へ行き、その場でひとつあけてもらいペロリと食べてきました。海から揚げたての牡蠣は海水をよく含み、適度な塩分とクリーミーな口解けがたまらないおいしさでした。「これが本物の牡蠣の味だよ」と教えてくれたおじさんいわく、全体の消費量は減るものの地元ではメディアの情報に踊らされる人は少ないとのこと。一安心して、次はホタテをあけてもらいペロリ。市場の人の目にどのように私が映ったのかは考えないようにして、市場を後にしました。

牡蠣はとろけるような濃厚な味も魅力ですが、亜鉛やタウリンを豊富にふくむ栄養価も魅力のひとつ。疲労回復や滋養効果がある亜鉛やタウリンは不足しがちな栄養素です。ナポレオンは3度の食事に牡蠣を食べたといわれ、日本では武田信玄も牡蠣を愛したひとり。
大切な商談がある日の前や、受験に備えて牡蠣を食べれば難なく乗り切れるかもしれません。しかし、体調が悪い時や過労の場合に牡蠣を食べ過ぎると、中毒症状がでやすいので要注意。東京で再びおいしい牡蠣料理が食べられる日が待ち遠しい限りです。
盛り付け屋:マリコ

てか牡蠣って年中食べれたのか?昔も。
オイスターバー?
ところで亜鉛って英語で何ていうって?
昨日、うれしそうにメールしてきたけど。
加工品や添加物をとりすぎると、
亜鉛の吸収が阻害され、味覚障害になるので、
現代人には重大な問題のひとつ。
また亜鉛は生殖機能を正常に保つ役目もし、
特に精子の形成には不可欠なのです。
なのでアメリカでは亜鉛をセックスミネラルと呼ぶらしいです。
嬉しくないけど解説でした!
元素記号“Zn”でしょ。
山梨、海無し県だけど、
牡蠣を頻繁にたべれたのかな?
火を通して持ってきたのか?
それか干したのか?
干し柿ならぬ、干し牡蠣?