昨日の2月17日(土)、試写会のチケットが当たったので、龍村仁監督のドキュメンタリー映画
『地球交響曲第六番』を観てきました。
第一番から第五番までは、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ、写真家の星野道夫、サーファーのジェリー・ロペス、素潜りチャンピオンのジャック・マイヨールなど、一つの道に全身全霊をかけて臨み、その道を極めた人たちばかりが出演していて、彼らだからこそ見ることのできる世界を、映像を通して一般人である僕たちに垣間見させてくれるものでした。
第六番のメインの出演者もまた、ラヴィ・シャンカール(シタール奏者)、ケリー・ヨスト(ピアニスト)、
ロジャー・ペイン(海洋生物学者)といった各界の第一人者で(って、僕は知らなかったけど)、彼らの発する美しい言葉や音楽を聴いているうちに、第一番から第五番まで観たときもそうだったように、いや、それ以上に、激しい眠気に襲われました(退屈なわけじゃなくて、気持ちが良すぎるせいで)。
この試写会の冒頭に、龍村監督が、
「我々が住む地球というものは、本来、生きとし生ける者すべてがそれぞれの音を奏でていて、互いにそれらの音を聴きながら自らの音を発するという、あたかもオーケストラの演奏のように美しく響きあわせていたものを、人類が利便性を追求するために自分のことしか考えなくなり不協和音を鳴らしているせいで、地球が危機に瀕しているんじゃないか。」
といった趣旨のことをおっしゃっていました。
この映画自体は、美しい映像・音楽と珠玉の言葉で溢れていて、
環境問題云々といった説教くささは感じません。
ただ、何かを考えるきっかけにはなるように思います。
映画の中で、クジラ学者のロジャー・ペインが「人類の未来には破滅が見えるが、
クジラの未来には永遠が見える」というセリフが心に残ります。
4月28日から、恵比寿にある東京都写真美術館で上映されるとのこと。
多くの人にぜひ観てもらいたいと思う映画の一つです。
映画担当:c-man
映画で寝たことないんだけど、
ガイアシンフォニーだけは、眠くなるのよね。ホント催眠術にかかったみたいにさ。
でもがっちり印象に残るから、やっぱりものすごい力を持ってる映画なんだよね。