紀元前2,000年後期にイラン東部に生きていたといわれる
ザラシュストラ(ギリシャ語でゾロアスター)によって開かれました。
こちらがゾロアスターさんです。
現在、イランではイスラム教が多数を占めますが、
今でも2万5千人ほどのゾロアスター教徒がヤズドなどに住んでいます
(インド、パキスタンにも8万5千人ほど)。
ここは、ヤズドにあるゾロアスター教寺院(アーテシュキャデ;火の家)。
屋根には、「翼ある日輪」であらわされたゾロアスター教の善の神、
アフラ・マズダの像があります。
ちなみに、日本の自動車メーカー『マツダ』は、
“MATSUDA”ではなくて、“MAZDA”と表記しますが、
これは、このアフラ・マズダ(Ahura Mazda)からきています。
寺院の中では、1,500年以上前から絶やされたことがないという
聖火を見ることができます。
ゾロアスター教では、火、土、水、気の四元素が聖なるものとされていて、
信者はそれらを不浄から守らなければいけません。
例えば、死体は不浄なので、火を穢す火葬、土を穢す土葬、水を穢す水葬は禁止です。
なので、死体は、「沈黙の塔」で鳥葬にしたのです。
1970年代に、鳥葬は、衛生上の理由でイラン政府から禁止され、
ゾロアスター教の信者たちも、いまでは土葬をしています。
ただ、土を穢れから守るために、木の棺ではなく、
セメントの棺を用いているそうです。
イラン担当:175

イランでは、今日から、5万リアル(約630円)札が登場します!
絵柄は、原子力だそうです。
撮ってきて。
http://www.sankei.co.jp/kokusai/middleeast/070305/mda070305000.htm
ちなみに5万リアル札が登場したイランの首都テヘランは、
世界132都市のなかで生活費がもっとも低い都市です。
一番高いのは、ノルウェーのオスロー。
(英国調査機関“エコノミスト・インテリジェンス・ユニット”より)
http://www.eiu.com/