街では色とりどりイルミネーションが美しく、クリスマスや年末年始を華やかにしています。そう、今日はクリスマス。皆さんはどのようにお過ごしですか?とはいうものの、年末の月曜日なので仕事に追われているという方がほとんどでしょうか。
しかし週末にはクリスマスパーティーを楽しんだ方も多いと思います。クリスマスパーティーに欠かせないものといえば、日本人なら真っ先にケーキを連想するでしょう。けれど生クリームがたっぷりとのったケーキを食べる習慣は、日本独特のものであることをご存知ですか?
もちろん世界のクリスマスでもスイーツは欠かせない存在です。私の大好きな「シュトーレン」はドイツの伝統的なクリスマスのお菓子。ドライフルーツやナッツがたっぷりと入った重めの焼き菓子で、形はイエス・キリストを包んだお包みをイメージしたもの。ドイツの人々は、このお菓子を薄くスライスして少しずつ食べてクリスマスを待つそうです。イギリスでは「クリスマスプディング」という蒸しケーキを食べます。こちらもお酒に漬け込んだたっぷりのドライフルーツやナッツ、スパイスなどを小麦粉とまぜ、蒸し焼きにした重めのケーキです。イタリアでは「パネトーネ」というドーム型の焼き菓子や、ポルトガルでは「ボーロレイ」という、こちらもドライフルーツが入った焼き菓子を食べます。皆さんが良くご存知の「ブッシュドノエル」はフランスのケーキです。このケーキの言われは、その昔に貧乏な少年が彼女へのプレゼントが買えず、薪にリボンをつけてプレゼントしたというお話からきているそうです。
どれも日持ちのする焼き菓子が多く、クリスマスの前からお菓子を焼いて、クリスマスを心待ちにする様子が伺えます。特にどの国でもクリスマスクッキーはマストアイテムで、ツリーのオーナメント用のクッキーなどもクリスマス市でよく見られます。天使や星をかたどったものなど、どれも見ていて楽しい気分にしてくれます。また、日持ちもするので贈り物にも最適です。
今年は私もいくつかクリスマスクッキーを作りプレゼントしました。まだ日本ではクリスマスクッキーの認知度は低いけれど、異文化の吸収が早い日本人がクリスマスにはクッキーがなきゃ始まらないという日も近いのではないでしょうか。何はともあれ、日本人の私たちは家族や友達と楽しい時間を過ごすのがクリスマスの醍醐味。メリークリスマス♪
盛り付け屋:マリコ
マリコからのクリスマスプレゼント
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