<前回のあらすじ>
あるクラスの授業中のおしゃべりはもちろん
テスト中のカンニングに頭を痛める日本語教師、ゆき2。
困り果てた末、いっそ無視しようと思ったが
最後に”それは悪いこと”だと生徒に伝えようとするのだが・・・
このクラスは以前、期間限定ということで
一ヶ月間だけ週に1日教えていた。
そのときは、カンニングはもちろん
授業中のおしゃべりもあまり気にならなかった。
週に2日の授業が正式に決まり
多分このまま教え続けていくんだろう・・・
そう思ってから小さな問題が気になりだした。
遅刻、授業中のトイレ、携帯、おしゃべり、カンニング・・・
多分愛情なるものが出てきたのかもしれない。
それまで期間限定の一時的だったものが
これから長い付き合いになるとなると
見逃すわけにはいかなくなってくる。
例えばバイト。
毎日遅刻してきたらどうだろう。
例えば会社。
会議中に何も言わずに出て行ったらどう思われるか。
ケータイの着信音が何度も鳴り響いたらどう思われるか。
外国ではどうかしらないけど
日本では明らかにそんな人間は信用されない。
そしてカンニング行為。
授業中、何気ないことからカンニングの話がでた。
”よくありませんね。日本は厳しいですから”
”先生、中国も厳しいです”
”えっ、じゃぁなんでカンニングするの?”
カンニングは悪いことと、みんな知らないのかもしれない
そんな甘く、切ない想いは見事に何の前触れもなく裏切られた。
みんなカンニングが悪いことなんて百も承知なのだ。
でもそんなの私だって知ってたもんねぇ。
ただ、決め付けたくなかっただけだ。
その後話をして、おしゃべりはもちろん
カンニングは悪いこと、カンニングはしない
ということでまとまった。
その後、漢字テスト、期末テストなどがあったが
まぁ、100歩譲っても感心できる態度ではない。
でも前よりはだいぶ良くなってきた気はする。
”生徒にはいろいろあるんだから、厳しくするのは
自分のやり方を押し付けてるだけじゃない?”
ある人は言った。
この場を借りて言わせてもらう。
そんなの自分が楽したいだけだ。
人間は堕落する生き物だ。
中途半端な目標を持っているほど
甘えられれば、それだけ甘えるだろう。
あきらめたら楽だ。
でも私は納得できない、そんな諦めた仕事。
でもただ厳しいだけじゃダメなんだ。
それも私が求める授業じゃない。
楽しい&メリハリのある授業
私の目標がワンランクレベルアップした。
ゆき2
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ゆき2みたいなのが増えて、
多民族共生社会を作る日本国民の覚悟が
固まっていくといいね。
甘えるのも楽、甘やかすのも楽。
ついつい楽な方に向かわないように、自分に厳しくしないとね。あ〜、難しい。
お二人ホントどうもありがとう。
生徒の為に、何より自分の為に、頑張ってます。