2006年11月16日

カンニング 前編

Test.jpg

こんにちは。ゆき2です。
ザベスも東京に来たことだし
久々の日本語教師ネタをどうぞ。

学生時代、小さなメモを隠し見たり、机に答えを書いていたり
カンニングをした経験はないだろうか。
どの場合も、バレたら大変…
というプレッシャーを感じつつ行われる行為だと思われる。
そう、見つかったら大変なのだ。
カンニングとは大きいリスクを背負っているものなのだ。

そんなのは常識で、世界共通だと思っていた私の考えは
日本語教師という仕事をして、見事に打ち砕かれた。

今働いている一つの学校ではカンニング行為が
毎度の食事のように当たり前に、かつ大胆に行われている。
前担当していたクラスも、そして今のクラスも。

私なりに考えた原因は以下の通り

 ・人数に対して教室が狭い
   隣の人の答案は少し視線をずらせば見える距離にある。

 ・文化
   今のクラスは大半が中国人だが
   見せることに寛容…というか無関心。
   そして見ることへの情熱はすさまじいものがある。
   以前担当したネパール人が大半を占めるクラスも同じ感じ。
   それも文化なのか・・・。

   ちなみに、もう一つの学校の韓国人が大半を占めるクラスでは
   毎朝漢字テストをしているが、誰もカンニングをする人はいない。


とにかくヒドい。
私が毎回頭痛がするくらい注意しているのにもかかわらず
私の目の前で立って、前の人の答案を見ているバカ者もいる。
注意をすると恥ずかしそうにしている生徒はまだかわいいが
”うるさい”と発した生徒も…。
世が世なら日本刀で斬っているところ。

全ての生徒、というわけではないが、大半がカンニングを常に行っている。
どうしてそこまでして書きたいのか…という疑問すら感じてしまう。

”こいつらぁ、どうしてくれよぅ”

毎回同じ注意を繰り返しても、それでも行う生徒達。
みんな立派な大人、のはず。
でもガキだなぁ、と感じる生徒が多いのは確か。
日本語教育、以前に人間教育が必要だと感じる生徒も多い。

ここで諦めたらどんなに楽か。
毎回注意しても無理、それならご自由にどうぞ。
みんなやりなよ、あーやりまくれよ。
いちいち注意するのも疲れるし…。
みんなが来年受けるはずの入学試験も、検定試験も
その癖のままで行えば結果は見えているけどね。
そんな行為を見逃すほど日本は甘くないんだよぉ!
ふふふ。そのときに気付いても遅いぞ・・・。

と、ひとり微笑んでいると、あることに気付いた。
みんな、そのことを知っているのかなぁ。

カンニングという行為が日本においてどんなに大変な行為なのか。
みんなは知らないのかもしれない。
それなら教えるべきだ。

日本では当たり前のこと、常識だと思っていたことが
簡単に打ち砕かれる瞬間がこの仕事ではある。

先日も休み時間中、韓国女子生徒が自分の写真を撮っていたので
”何してるの?”と聞いたら
”よく自分の写真を撮って見てるんですよ”と言って
自分の写真のデータを大量に見せてくれた。
待ち受け画面ももちろん自分。

日本人の皆さん、どう思っただろうか。

少なくとも私は驚いた。
気持ち悪い…とすら思った。

そしたら後ろから韓国男子生徒が
”韓国人はよく自分の写真を撮るんですよ”と
携帯電話をを見せてくれた。
当たり前のように、待ち受け画面でその子がウインクしていた。

以前教室に忘れていった携帯電話が誰のかと開いたら
待ち受けの写真が生徒だったので、すぐにわかった時があった。
その子も韓国人。
その子だけかと思っていたら、どうやらそういう文化らしい…。

話はそれたが、自分の中に持っている常識で物事を判断しないように
私は心掛けている。
国が違えば文化も、習慣も違うのだ。

だからみんなに伝えよう、と決めたのだった。
”カンニングは悪いことなんだよ”と。

つづく

ゆき2

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posted by 175 at 13:08| 東京 ☀| Comment(4) | TrackBack(1) | 日本語教師の道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まぁ、韓国人の写真は抵抗あるけど、まだ笑ってられるよね。
カンニングは…本番で痛い目に遭わないようにするために、ゆき2が一人、日本刀でブった切ってみたら?
多分、ゆき2の方が痛い目に遭うでしょうけど…。
Posted by らぐじ〜 at 2006年11月16日 16:46
ベトナムの日本語教師です。

「カンニング文化」、まさにその通りだと思います(笑)。我がベトナムも…
Posted by ★日本語教師になりたい人のブログ★ベトナムの日本語教師 at 2006年11月17日 00:58
こんにちは。
国が違えば文化も違う・・・でも驚かずにはいられませんよね。
私も外国行くたびに、いい意味でも悪い意味でもびっくりさせられっぱなしです(^-^;)
Posted by ティアレ at 2006年11月17日 10:00
こんにちは。遅くなりましたがゆき2です。

★らぐじぃ
あまりにひど過ぎて、いちいち斬るのも面倒・・・。
カンニングなんてアリのようにわいてくるよ。

★ベトナムの教師さん
コメントありがとうございます。
そちらも大変そうですねぇ。
日本で教えていると、日本の常識が基本になるので
こういう場合は”日本では〜”と諭すことができるんですけど
海外だと大変そうですよねぇ。

★ティアレさん
コメントありがとうございます。
旅行の中でのカルチャーショックならまだ笑えますが・・・。
実際に悪い意味での異文化に対しては笑えませんね。
いや、ひど過ぎて笑えるときもありますが。
Posted by ゆき2 at 2006年11月20日 17:51
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日本語教師日記??:カンニング! (怒゚Д゚)ノノ
Excerpt: ベトナムの日本語教師です。カンニング文化、まさにその通りなんでしょう(笑)。
Weblog: 日本語教師になりたい人のブログ。
Tracked: 2006-11-17 00:55
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