ぼくは、「世界の○○」というフレーズに弱くて、
「世界のビール」とか「世界のお札」とか「世界の秘宝館」とか「世界のトイレ」とか、
そんなのが大好きなのですが、先日、知り合いのブログに載ってた記事に書かれてた
「世界の絵本」というフレーズを読み、さっそく『国際子ども図書館』に行ってきました。
別にすごい絵本好きなわけではないのですが、
世界のとんでもない小国、マイナーな国の本まで置いてあり、
世界の○○好きなぼくにはたまらない場所でした。
今回は、そんなマイナーな国の中から、スワジランド王国の絵本(英語)を紹介。
スワジランドの絵本を知ってる日本人になれるのは、
この記事を読んでる人くらいでしょう。
題名は、“小さな穴”とかそんなんだったと思います。
『ある日、おかあさんは、ベッドのシーツに小さな穴が空いているのを見つけました。
おとうさんは、屋根に小さな穴が空いてるのを見つけ、
おばあさんは、セーターに小さな穴が空いているのを見つけました。
でも小さな穴だったので、みんな、そのまま放っておきいました。
それから何日かたった日、大雨が降り、屋根の穴はみるみる大きくなり、
ちょうどベッドの真上にあった屋根の穴から雨漏りがしてきて、
おかあさんは慌ててシーツをはずそうとしましたが、
慌てていたので、シーツの穴は大きくなりました。
おばあさんは、雨のせいで寒くなってきたのでセーターを着たら、
小さな穴にうっかりひじを入れてしまい、穴は大きくなりました。
次の日、いいお天気になったので、みんなそれぞれ、大きくなった穴を直しました。
おわり』
ちなみにこのスワジランドという国、どんな国なのか今調べてみたら、
先代の王様ソブーザ2世には、69人もの妻と、600人もの子どもがいて(ギネスブック入り)、
国民の4割がHIVに感染している国でした。
世界の○○担当:175
『国際子ども図書館』には、長新太さんの蔵書も500冊もあり、
そのうちの何冊かを読みましたが、この本、よかったなあ。

中川 ひろたか・作、長 新太・絵の『ないた』。
第10回日本絵本大賞受賞作品です。
