
世間一般並みに、今年の開業を楽しみにしている“東京スカイツリー”ですが、
別にスカイツリー関係の本を読むまでのファンではありませんでした。
が、この本の切り口には興味を持たざるをえません。副題がすごい!
『東京スカイツリーと東京タワー 〜鬼門の塔と裏鬼門の塔〜』
「浅草寺・寛永寺・神田明神が守っている、今は皇居となっている江戸城の鬼門(北東)の
方角に新しく建った東京スカイツリーはどのような役割を果たしているのか?」とか、
「増上寺が守っている江戸城の裏鬼門(南西)方角にそびえ立つ東京タワーの意味は?」とか、
こういう系の話好きには無視できない一冊です。
しかし残念ながら、東京スカイツリーを鬼門の塔、東京タワーを裏鬼門の塔と位置づける試みは、
消化不良というか、もう少しうまくこじつけできなかったのかなあという感じでしたが、
それでもなお、「江戸はなんで江戸というのか?」とか、
「上野の西郷さんの像は、なぜ上野に建っていて、そしてどこを見つめているのか?」とか、
「今も丸の内にひっそりと佇む平将門の首塚の祟りとは?」とか、
気になるネタが盛り沢山なので、一読の価値ありです。
書評担当:175

てか興味無いやろ、こういう本。
らぐじ〜もまだブラらぐじ〜?