『LOST』の他にもう一つずっと観てきたのが、“24シリーズ”。
とうとうファイナルを迎えました。
『24 ファイナルシーズン』
ネットショッピングが怖くてできない先輩の橋口さんに代わって、割引価格でDVDボックスを
購入し(もちろんお金は橋口さん持ち。)、彼が観終わってから借りて観るので、
レンタル開始時から半年ぐらい遅くなってしまいますが、ファイナルシーズンである、
シーズン8までこの方針で観続けてきました。
ただのドンパチ満載のアクションドラマじゃなくて(アクションシーンもすごいけど)、
人間の内面をうまく描いてるところがこのドラマの魅力だと思います。
お子様向けの単純な映画なんかでは、善は善、悪は悪として分かりやすく描かれますが、
このシリーズでは、1人の登場人物が善になったり悪になったり強かったり弱かったりと、
人間らしく、リアリティをもって描かれています。
ファイナルシーズンでも、中東和平を願う清廉なテーラー米国大統領が、
中東和平という大義と、犯罪の隠蔽を暴こうとする正義との間で揺れ動くのですが、
よくこんな悩ましい状況を考え出せたなあと感心しました。
このドラマは、人間の内面もそうですが、例えば中東問題の難しさ、複雑さなんかも
単純化しないことで、意欲的で見応えのあるドラマになったんじゃないかと思います。
“24リターンズ”が待ち望まれます。
映画担当:175