2010年12月04日

『絶滅食堂で逢いましょう』 なぎら健壱

zetsushoku.jpg

近ごろ町を歩いていてふっと思うんですよ。
どの町も同じ顔をしている。どこもかしこも同じような店ばかり。
そりゃあ、便利だけどさ、なんだか寂しいじゃありませんか。
日常のなかでキラッと光る、なんていうのかな、輝いている…、ちょっと違うな…、
まあとにかく、毎日そこに変わらずあって、そこであたしたちを待っていてくれる、
そんなところにちょいと寄ってみましょうかね。

こんな言葉で始まる、なぎらさんの絶滅食堂巡り。

絶滅食堂で逢いましょう

駅前に大きいスーパーとツタヤとマックとコンビニがあって、
住むのは高層マンションで、週末はマンションの近くの公園に子連れで集まって、
それから車をちょっと走らせたとこにあるショッピングモールで買い物して、
といったような暮らしが浮かぶ町並みってあちこちで見かけるけど、
こういう町って便利だけどなんか味気ないなあと何となく感じていたので、
なぎらさんの「どの町も同じ顔をしている。」という感想にはとても共感できます。

そんな町と比べて歩いていても楽しいのが、浅草とか秋葉原とか神田とか日本橋とかの、
個性のある町々。この本でなぎらさんが紹介しているお店も、やっぱりそんな個性的な町の
界隈にあります。

そんな中で意外だったのが、お洒落なイメージのある銀座。
昭和の香りぷんぷんのグランド・キャバレー「白いばら」とか、
謎の地下街にある「三原カレーコーナー」とか、
お洒落とは程遠いけど気になるお店がいくつか紹介されていました。

ちなみに“絶滅食堂”とは、「いまどきの流行の店でもなければ、カリスマシェフもいない、
時代に逆行したマイノリティな店だけど、町の人々に深く長く愛されている、
なくてはならない存在である」、そんな食堂のことです。

書評担当:175

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posted by 175 at 11:38| 東京 ☀| Comment(1) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
高いんだろうねぇ。白いばら。
Posted by らぐじ〜 at 2010年12月05日 22:44
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