
わずか30年前。僕が生まれたちょうどその年、
カンボジアは、歴史上もっとも残酷な政権によって支配されていた。
たった5年の間に、国民の3分の1にあたる人々(300万にも上ると
いわれる。)が虐殺されたなんて、想像を絶することで、言葉を失う。
現地の人たちと触れ合い、とても楽しい日々を過ごす一方で、彼ら
があの時代を生き抜いてきたことを思い、胸が痛んだ。
彼らの胸に、どれだけ多くの悲しみが刻まれているのだろうか。
彼らにとって、ポルポト時代は、まだ歴史ではない。
笑顔が溢れる国でどうしてあのようなことが起こったのだろう。
2万人もの虐殺が行われたというトゥールスレン博物館には、虐殺する
直前に撮影された人々の顔写真が並び、捕まった人たちの収容部屋跡に
は、生々しく血痕が残る。
あまりの衝撃に、その場にいた誰も、口を開けなかった。
木曜担当:c-man



トゥールスレンのみんなのあの瞳は絶対に忘れません。
聞こえてくるみんなのたくさんの声も絶対に忘れません。
「虐殺」
カンボジアで学んだ重みある言葉。絶対に忘れません。