今からもう1年以上前のこと。月日の経つのは早いものである。
そりゃみんなおばちゃんにもなるわ。
「おばちゃんと言葉遣い」について考えてみようと思ったのは、
例えば、「てかこれマジうざくねー」と言ってる女性Aと、
「あらいやだわ。こんなこと本当にやらないといけないのかしらね。」
と言っている女性Bと、どちらがおばちゃんでしょう?と聞かれた時、
ほとんどの人は女性Bを選ぶと予想されるからである。
では、女性Aと女性Bが同一人物だとしたらどうだろう。
彼女はなぜ、そしていつから言葉遣いを変えたのであろうか。
もしかしたらここに女性が自分をおばちゃんだと認めているかどうかの、
重大な鍵が隠されているかもしれないのである。
というようなことをさらに深く考察してみようと思ったのであるが、
うっかり忘れてしまい、こんなに時間が空いてしまった。
なのになぜまた続きを書いたかというと、最近こんな本を読んだからである。
『オバ化注意報』 中村うさぎ/倉田真由美著
この本も、男の私からは絶対に思いつきもしない深い洞察、
深いというよりはエゲツナイ、痛々しい洞察が正々堂々と繰り広げられており、
実に示唆に富んだ参考書であった。
おばちゃん研究家:175
