2010年02月26日

『巡礼』 橋本治

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結構、本は読むほうだと思いますが、小説は滅多に読みません。
年に1冊か2冊くらい。

今年のその1冊か2冊になったのが、橋本治さんが書いたこの小説。

巡礼

テーマは、“ゴミ屋敷”です。

というのも、この本の存在を知る前に、NHKで“ゴミ屋敷”の特番をやっていて、
それをたまたま見ていたのですが、なぜ“ゴミ屋敷”ができてしまうのか、
そこが全然分りませんでした。

孤独だとか無気力だとか、
人間がそういう状態になることがあるのは分るのですが、
そんな状態でなんでゴミを集めてきちゃうのか、どうしても謎でした。
(別に謎のままにして放っておけばいいだけの話なんだけど。)

そんな時、なんと“ゴミ屋敷”をテーマにした小説があることを
新聞の書評かなんかで知って、早速読んでみたのです。

「なぜ“ゴミ屋敷”はできるのか?」
この難問に対し、ぼくは、「耐え難い孤独な状態が続いているので、
誰かに構って欲しいと思っているんだけど、そういう感情を自分で認めず、
ずっと抑圧していると、その感情が無意識のうちに歪んだ形で出てきて、
それがゴミを集めてきて溜め込むという行動になるのではないか。」
という仮定を立てて、この本を読み進めていったのですが、
どうもそうでもないなと。

ではいったいなぜなのか?

その答えはやっぱり、ぼくにはよく分かりません。

でもこの本を読み終えたとき、この小説の主人公の家が
“ゴミ屋敷”になってしまったのは何となく分かるなあ、
と、何となく思ってスッキリしたのでした。

書評担当:175

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posted by 175 at 23:45| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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