2006年03月02日

壊しました、壊れました

yopper.JPG
↑彼はああ言っていますが、実際どうですか?の絵

電車に乗って、窓が閉まるとき
どんなアナウンスが流れますか?

「ドアが閉まります。ご注意ください。」

だいたいこのアナウンスが多いと思います。
でも私が乗っている電車では少し違います。

「ドアを閉めます。ご注意ください。」

・ドアが閉まります
・ドアを閉めます

この二つは同じようですが、意味が全然違うんですね。
国語で習ったかどうか覚えていませんが
自動詞(閉めます)、他動詞(閉まります)と呼ばれるものです。

電車のドアは一見自動ドアのようですけど
実際には車掌さんが何らかの作業をしてドアを閉めているんですね。
センサーで感知して開いたり閉まったりするものではないので
実際には”ドアを閉めます”が正しいかと思います。

でも何故”ドアが閉まります”とも言われているか。
一見すると自動っぽい、というのと
受けるニュアンスがちょっとソフトだと思いませんか?
早くしないと閉まっちゃうよー、気をつけてー、みたいな。

”閉めます”の方が意図的にそうしている感が出てると思います。
だから気をつけろよ、と。ちょっと強気。
無理やり乗ろうとする乗客が多いので
このアナウンスに変えたのでしょうかね。

他の動詞だと明確です。

・ケータイが壊れます。(他動詞)
・ケータイを壊します。(自動詞)

明らかにそうしようとしてる意図があるかないか
これを間違えると厄介な問題になりかねません。

・ごめーん、借りたケータイ壊しちゃったー。
・ごめーん、借りたケータイ壊れちゃったー。

たった一文字違うだけで意味も、受ける印象も全然違いますよね。
これを生徒が間違って覚えたとしたら・・・。
自動詞、他動詞を教えるときは
”これを間違ったら大変だよー”と何度も念を押します。

他にもこんなニュアンスの違いも発見しました。

・燃えるゴミ

友達との会話でこんなことがありました。
「これは燃えないゴミだよー!」と、ゴミの分別で話をしていたとき
「燃やせば燃えるんだよー」、と。

よく考えてみると、全て燃やしているわけで
燃えないゴミ、燃えるゴミ、というのはちょっと変かもしれません。
といいながら本当はそれはただのネーミングであって
実際には違う、というのは知ってるはずなんですね。
なので、その友達はただゴミの仕分けが面倒臭い
というだけなんですけど。
そういう言いがかりも通ってしまうネーミングだってのは確かです。

そこで発見したのが

・燃やすゴミ

場所(自治体)によって表記の違いがあるんですね。
まぁ、燃やすべきゴミ!って感じなのでしょうか。
これなら友達のヘリクツも通らないでしょう。
「俺は燃やすよ!」と、無理に通す友達もいるかもしれませんが
ゴミに関してはうるさいので、グーで殴るかもしれません。

普段何気なく接している言葉。
よく考えてみるとちょっと変な言葉もあるかもしれませんが
それなりに理由があるのかもしれません。

例えば、警察署のマスコット、ピーポくん。(突然名詞の話ですが)
本来パトカーの音は、ピーポーピーポーですよね。(日本人の耳には)
でもピーポーくん、とは言いにくい。
やっぱり、ピーポくんなんですねぇ。

で、偶然発見した警視庁完全非公認のピーポくんの歌
見続けていくとだんだん面白くなってきます。
(プロが歌ってるって感じがまたよい)

                  ゆき2


posted by 175 at 13:14| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | 日本語教師の道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なんて強引な結論への持って行きかただ・・

ちなみに最近は、「ドアが閉まってます。」って言うようになってきたらしいよ。
これが一番駆け込み乗車防止に効果あったらしい。
Posted by 175 at 2006年03月02日 18:32
あ、やっぱり強引だよね・・・。
なんか他にいい例ないかなぁ、と考えてたら
ピーポーピーポー聞こえてきたもんだからさ。
なるほど。
「閉まっています」言ってる言ってる。
それでもダメなら「閉まりました」だね。
Posted by ゆき2 at 2006年03月02日 18:54
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