2006年03月01日

FOODIE FOODIE 10. 「春まちわびて」

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今年の春は暖かく、桜の開花予想も例年より早いようです。しかしまだまだ寒い。
早く重いコートを脱いで、ジャケットとパンプスで出掛けたいものです。

春は日本人にとっては卒業や進級、仕事関連の移動があり、生活環境が変わるなど人生の節目になることが多くあります。草木の成長がいちじるしいこの季節に、私たちも気持ちを新たにやる気がみなぎる時期でもあります。この時期に花開く桜に象徴されるように、春はピンクや赤など華やかな明るい色で、私たちの心にエネルギーを与えてくれます。それは草木だけではありません。もちろん畑や海でとれる食べ物も、この季節に華やかに色づくのです。

その中でも、魚の王様と言われる鯛は、産卵時期を迎える春にとりわけ美しい桜色に輝きます。この脂ののった鯛を桜だいと呼び、天然物は高額で取引されています。生臭さやくせがなく、淡白な身は、刺身はもちろん、煮物や焼き物、蒸し物など、どんな調理法にも適しています。しかし、鯛のうろこはとても硬く、鋭いひれの先には毒があるため、調理の下処理にはやや手間がかかります。

けれど鯛料理はお祝いの膳には欠かせない存在であり、また一尾を使用した鯛料理は、日本人の憧れでもあります。最近コマーシャルでも見られるように、結婚祝いに友人と歓声をあげて囲む料理が「鯛の塩釜焼き」。鯛の姿や色合い、その味がお祝いの膳に華やかさをもたらしてくれるのです。

先日、一尾の鯛をいただく機会があり、鯛めしを作ることにしました。いろいろな方法があるようですが、きれいな鯛だったので姿をそのままに炊き込むことにしました。土鍋で炊くごはんはそれだけでおいしいのに、今回は鯛の旨味がごはんにしみ込み、上品で他にはない味わいのごはんとなりました。

鯛の下処理までは魚屋さんにお任せして、土鍋にお米と適量のだし汁、酒と塩を少々いれて鯛を炊き込めば簡単に豪華な鯛めしができます。ぜひお祝いの膳に試してみてはいかがでしょうか。

もうお店では新じゃがや新たまねぎ、グリーンピースに春キャベツなどがならび、
春爛漫といった感じです。春を待ちきれない私の食卓は、もうすでに春到来です。

水曜担当:マリコ

料理全般 - 料理・グルメ
posted by 175 at 12:35| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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