こういうものにはナゼか視線が厳しくなってしまいます。
ナゼかと考えてみたところ、こういうことしてる人たちのことを、
「何かそれは違うだろ」って思うことが多いからなんじゃないかと。
例えば、大赤字会社なのに社会貢献に力を入れていたり、
環境問題を考えるNPO法人が大量の紙のパンフレットを刷っていたり、
人助けのためのボランティア団体がくだらないいじめをしていたり。
で、ぼくが「おかしいんじゃない?」と言うと、こういう活動をしている彼らは、
「別に自己責任でやってる分には自由だよね?」とか、
「楽しければいいんじゃない?」とか、
「何も行動していない人はクチ出さなくていいんじゃない?」とか
答えてくるんですが、でもやっぱ何か違うだろって思います。
こんな感じでこういうものになかなか共感できいないぼくですが、
(ただし、『地雷撤去活動団体MAG』と『国境なき医師団』はすごい。)
そんなぼくが、これはスゴイ!おもしろい!と思えるNPO法人を、
今年2つ知りました。
1つは、NPO法人『テーブル・フォー・ツー・インターナショナル』(TFT)。
“例えば社員食堂で730キロカロリー未満のメニューを食べると、
通常のメニュー代に上乗せされる20円が寄付金となり、
アフリカの子どもの給食費に回る”という仕組みを広めています。
現在、企業や省庁など約150団体が参加し、
累計で約150万食の給食をアフリカに届けたそうです。
先進国では肥満や生活習慣病が、そして開発途上国では飢餓が、
同時に解消できます。この発想はとてもおもしろい!
早速、今、働いている会社の売店で『TFT』のペットボトルの
お茶を売っているのを見つけ、毎日飲み始めました。
そしてもう1つは、病児保育の問題に取り組んでいるNPO法人『フローレンス』。
『社会を変えるを仕事にする』なんていう題名の、
見るからに読む気の起きない本を、たまにはこんな本も読んでみるか
と思って読んでみたところ、立派だなあと感動してしまいました。
やっぱり食わず嫌いはダメですね。
調査員:175
世界のいろんな人シリーズ
1.アンナ・ポリトコフスカヤ
2.田岡 功
3.スワーダ・アル・ムダファーラ
4.くいだおれ太郎