
マウイファミリーとのディナーのとき、
マウイパパから、
「なぜサモアに来ようと思ったんだ?」
と聞かれて、思いだした。
そうだ、パパパパイタイ滝を見に来たのだった。
「日本で読んだ本に、パパパパイタイ滝のことが載っていて
ぜひ来たいと思ったからです。」
正直にそう答えると、
「はて。パパパパイタイなんて滝はあったかな」
とマウイパパ。
「お父さん、あの山のほうの滝のことじゃないかしら?」
とマウイママ。
「ん?あんな滝が目当てなんてことあるか?」
といったような反応のマウイパパ。(想像)
しばし夫婦での会話が行われたあと、マウイパパが、
「私達は、そのパパパパイタイという滝には行ったことはないの
で、どこにあるかもよく分からないが、この島のガイドを何十年
もやってて詳しい知人がいるので、明日、君たちを彼に案内させ
よう」
と言ってくれた。
マウイ君とは20分くらいしか話したことないのに、至れりつく
せりだ。サモア人のホスティビリティ気質は、すばらしい。
(サモア土産まで用意してくれたし)
パパパパイタイ滝は、山の中にあって、交通手段がないので、タ
クシーをチャーターするしかないかと覚悟してたので、まあ、
もしかしたら案内してくれるかもとちょっぴり期待してたけど、
本当に専門のガイド(実はマウイさんのお抱え運転手)に一日
観光付き合ってもらえて、本当にラッキーだった。
翌日、ホテルに迎えに来てくれたガイドさんに車に乗せてもらい、
ついに、夢のパパパパイタイに!!!

車で滝側に近づくことはできないので、反対方向から見る。
遠くからみるその姿は、その流量に圧倒されるほどではなく、何の変哲もない道を通って
いると忽然とその姿を現すといった神秘的なさまでもなく、一言で言うならば、それは、
地元の人も観光に訪れないような、至って普通の滝であった。
シーマン
本で紹介されるほどの理由がこれから出てくるんですよね!?