2009年03月13日

『さらば金融奴隷』 山口良臣

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戦後すぐ、食糧不足だった日本には、食料統制法という法律があって、
お米は全て配給制でした。

この法律を破ってこっそりと高値で売り出されているものが“闇米”で、
配給されるお米だけでは食料が足りない多くの人が、
“闇米”を買って食べていました。

そんな時代にひとりの裁判官が、「悪い法律だとしても法律は法律」ということで、
“闇米”を食べずに33歳で餓死しました。

というニュースを知っていたぼくは、この裁判官に息子がいて、
こちらは“闇金融”で身を滅ぼし、その体験談を本にしていることを最近知り、
早速買って読んでみました。

簡単に紹介すると、著者が自分の会社をつぶさないため、
トイチどころかトニとかトサンのヤミ金から借金をしまくり、
最終的には会社をつぶすという体験談です。

ちなみにトイチというのは、10日で1割の利子がつくことで、
例えば100万円借りたら、1年後には約3100万円返さないといけません。

読んだ感想としては、この著者の自分勝手でムチャクチャな話の展開に、
イライラむかむかしまくりで、こんな人に金を貸した街金システム金融のほうが
かわいそうに思えてきます。

著者の周囲のマジメなたくさんの人たちから、
著者がウソついてお金を借りて、ヤミ金への返済に充ててしまって
ゴメンナサイというエピソードがいくつか出てくるけど、
ちゃんと金、返したんだろうか。

この本の中で唯一共感できたのは、借金でクビが回らなくなっても、
生命保険でカタをつけるのはやめましょう、というとこだけです。

これはほんとその通り。

書評担当:175

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posted by 175 at 12:36| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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