
ウォーレンさんに、島の南半分をほぼ案内してもらっあとは、
世界で一番最後に日が沈む最西端の地・ファレアルポにむかった。
そう、サモアは、日付変更線の一番近くに、東側に位置する国。
サモアの中で一番西にある場所がファレアルポ。
地球最果ての地、といっても、過言ではないだろう。
早起きして、宿泊していたホテルからバスに乗ること、3時間以上。
ようやく、お昼頃、ファレアルポビーチファレ(ビーチ沿いにある
簡易宿泊施設)に到着した。
客は、僕ら以外には、スイス人カップルが一組。
ロングステイをしているらしい。
あたりには何もなく、子供達がビーチで遊んでるだけ。
波の音以外は、何も聞こえないところだ。
のんびりと夕方まで、泳いだりシュノーケリングしたり昼寝したり
して過ごした。
夕方になって、沈む夕陽を見に、ファレアルポにむかった。
舗装もされていない細い道を歩いて30分ほど。

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(こんな道が続きます。)
ようやく目的地に到着した。

観光資源としてはなかなか注目を浴びそうなものなのに、
こんな看板が一つあるだけ。
いかにもサモアって感じだ。

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着いた場所の様子。
最西端で、西の方角を見ながら、沈みゆく夕陽を眺める。
2008年10月16日という日の、沈む夕陽の最後の目撃者はおれだー。
と思った次の瞬間。
目の前を1艘の漁船が横切り、そこに
乗っていた2人の男性が手を振ってきた。
「おーい」
僕ら以外には、誰もいない。
こちらも、嬉しくなって手を振り返す。
「おーい」

手を振っていて、気づいた。
彼ら、最西端で西側を見てる俺らの目の前にいるということは、
俺らより日付変更線寄りにいるってことじゃないかー。
わざわざ日本からはるばる、この日最後の太陽の目撃者になりに
やってきたのに、地元の猟師にその地位を奪われてしまった・・・
シーマンショック・・・
あなたの勇気に拍手…。
近年、旅行地としてだけでなく、ロングステイや定年後の移住、
新しいビジネスを生み出す地としても注目されています。