2008年12月05日

パパパパイタイへの道その4(サモア訪問記)

P1070783.gif

朝起きたら、サモアだった。

サモア滞在の実質最初の日だ。
ホテルで朝ご飯のパンとバナナを食べたあと、町の様子を知ろうと思い、マーケットへ
向かうことにした。
(マーケットに行くと、どんなものがよく売られていて、物価がどれくらいだとか、
町の活気だとか人々の様子だとかが分かって、どの国に行くときも、結構楽しみに
してることのひとつだ。)

首都アピアの町は、地図で見る限りけっこう小さな町で、30分くらいで町中を歩けそう
だったからだが、泊まったホテルから中心地まで、けっこう歩いた。
しかも、めちゃくちゃに暑くて、いきなりばててしまった。

ということで、マーケット調査は早めに切り上げて、サモア随一のおしゃれスポット
(といっても、全長50メートルくらいの歩行者天国の通りに、数軒のカフェが立ち
並んでるだけ。)にあるカフェで休憩することにした。

そこで、日本で何もプランを決めないままサモアに着いてしまったこともあり、
これからどこに行こうか、お昼ご飯を食べながら考えて、適当に行き先を決めた。

目指すは、「リターントゥパラダイスビーチ」。
かっこいい名前だ。

昔、何かの映画で使われたそうで、そのときの映画の題名がそのままビーチの名前と
なったそうだ。実に安易で、すばらしい。

さっそく、そこに行くために、バス乗り場にいった。

が。
観光客など滅多に来ないサモア。
バス乗り場に、行き先を表示した標識などは一切なく、
どこにいればどこに行くバスに乗れるか、皆目見当もつかない。

バス自体に行き先が書かれているので、楽園行きのバスをあっちこっち探し回った
ものの、目当てのバスは見当たらない。どうでもよくなったらしい旅の同行者は、
適当に乗ろうよ、そこで適当に泊めてもらおうよなんて適当なことを言ってたが、
律儀なA型の僕は、せっかく決めた目的地を目指すことに拘り、結局、バス乗り場に
いたおばちゃんに聞いたりしながら、何とかバスを探し出して、乗ることができた。

サモアのバスは、カラフルで、かわいい。
そして、バスの乗り方に関して、特筆すべきルールがある。

そのルールとは、「シートの上に人が座っていても、埋まっているとはみなさない。」
というものだ。

混んできてシートが満席になると、その後乗ってきた人は、上に座りやすそうな人を
探して、その人の上に座るのである。
英語でいうと、"people sitting on people on seats"である。

僕も、油断してうとうとしてたら、あとから乗ってきた小学生か中学生くらいの
女の子に、上に座られかけた。
かばんをひざの上に乗せていたためにその子は断念した模様。
(おそらく、かばんをひざの上に乗せるなんて、マナー違反なんだろう。)

あー、惜しかった。


にしても、壁のない家といい、見知らぬ人が上に座ってくるバスといい、
恐るべしサモア文化!

シーマン
posted by 175 at 11:49| 東京 ☔| Comment(2) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
サモアのバス文化、
今年の10大びっくりニュースにランクインしました

Posted by 175 at 2008年12月05日 20:52
是非、サモアのバスに事実を確かめに行きたいです。
Posted by らぐじ〜 at 2008年12月06日 22:33
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