これまでの調査(主に、通勤電車内でのおばちゃん観察)によると、
おばちゃんぽさの構成要素としては、外見的なおばちゃんぽさと、
内面的なおばちゃんぽさがあるのではないかと推定することができる。
おばちゃん年齢以上の女性が、外見的なおばちゃんぽさと、
内面的なおばちゃんぽさを身につけたとき、
おばちゃんの完全体“ザ・おばちゃん”になることは、前回述べた。
つまり、年齢・外見・内面の三位が一体となるとき、
“ザ・おばちゃん”が姿を現すのである。
(“ザ・おばちゃん”=関東弁では“オバチャン”、関西弁では“おばはん”)
年齢を重ねれば、外見的におばちゃんぽくなるのは当然である。
例えば、シワができるとか、シャワーの水を肌がはじかなくなるとか。
一世を風靡したあのパイレーツだって、
この前10年ぶりに復活したボキャブラ天国で、
「はるかおっぱいたれたよね〜。」「それはお互い様だっちゅーの」って言っていた。
しかし、例えパイレーツが年齢的・外見的におばちゃんになったとしても、
それだけではまだ、“ザ・おばちゃん”として、画竜点睛なのである。
なぜなら、今のパイレーツには、“ザ・おばちゃん”として認定するに当たり最も重要な要素、
“内面的なおばちゃんぽさ”が欠けているからなのである。
もっと分かりやすい例えを挙げると、
樹木希林は、年齢的にも外見的にも完全におばちゃんだが、
果たして“ザ・おばちゃん”だろうか?
映画やCMでの彼女の演技などを見ていると、
どうも内面的にはおばちゃんぽくないような気がするので、
個人的には、おばちゃんじゃないカテゴリーに位置づけたいのだが、
まんまおばちゃんじゃんという意見も多そうなので、
これ以上深入りするのはやめます。
ということで(苦しいけど・・)、おばちゃんについての考察その三、
「外見的におばちゃん=オバチャンなわけではない」。
■まとめ
考察その一.夢がない女性=オバチャンなわけではない
考察その二.年齢的におばちゃん=オバチャンなわけではない
考察その三.外見的におばちゃん=オバチャンなわけではない
おばちゃん研究家:175
