今晩泊まる村長さんの家の屋根から見たティレリ村の景色。
村長さんの家には、いくつか建物があるので、
建物の屋上と、1Fにある中庭にテントを張りました。
この日は時間がたっぷりあったので、
いつもやってみたいと思いながら全然できない、
“旅先での読書”をしてみました。
読んでいる本は、スティーブン・キングの『セル』。
ある日、何者かが携帯電話を通じて送ってきた洗脳メッセージを聞いた人間達が、
凶暴な携帯人間へと変わってしまい、街は地獄のようになるという恐ろしい話です。
新聞でおもしろいと紹介されてて初めて読んだスティーブン・キングの本だったのですが、
日本で読み終わらず、マリまで持ってきてしまいました。
そのうち映画化されるそうです。
ティレリ村の夕陽。
明日からはドゴン族の村を離れ、都会に戻っていくので、
豚の鳴き声を聞きながら、ずっと夕陽を見ていました。
日が沈むと、ドゴン族の村での最後の晩ご飯。
ドゴンビールも飲んでみました。
ご飯を食べた後は、天の川もくっきり見える満点の星空の下、
ツアーの何人かでビールを飲みながら屋根の上でいろいろしゃべって、
たぶん21時とか22時には寝ました。
ちなみに、ぼくは、中庭にあるテントにいたのですが、
中庭のテントでは、風が吹くと誰かがテントを揺らしているようになります。
さらに中庭なんて壁を乗り越えて誰でも入ってこれるので、
まなもが「絶対誰かいる」とかささやいて恐怖に震えているので、
こっちまで怖くなったけど、だいじょぶだとか言って強がっていたのですが、
そんなぼくらの様子が丸聞こえだったみたいで、
同じく中庭の別のテントにひとりで寝ていたIさんも、
誰か来るなんてありえないと思いながらも怖くなってきたみたいです。
そんな状態の時に撮った動画です。
翌朝。
鶏と豚と山羊の鳴き声で目が覚めました。
この日も早起きしてティレリ村のドゴンダンスを見に行きました。
楽器隊のおじいさんたちが集まってくる様子。
ドゴン族の挨拶は、「セオ」というのですが、相手に言うだけでなく、
相手に向かって、相手の奥さんやお父さんやお母さんや子どもや伯母や叔父や・・・
みんなに挨拶をします。だから正式な挨拶は5分くらい続くようです。
続いてドゴンダンサー達が登場です!
ダンサー達はそれぞれ、精霊や悪霊の仮面をつけています。
この悪霊を鎮めるというのがドゴンダンスのテーマになっています。
観光客向けのパフォーマンスとして作られたものではなくて、
村の正式なお祭りの時の踊りをそのまま見せてくれるので、
かなり迫力ありました。
マリ担当:175

ドゴン族の挨拶(完全版?)