
『エイリアン』や『グラディエーター』の監督で、
ぼくが大嫌いな作品『キングダム・オブ・ヘブン』の監督、
リドリー・スコットが、『キングダム・オブ・ヘブン』の次に作った作品がこれ、
『プロヴァンスの贈り物』。
ストーリーは、ありふれてるっちゃぁありふれていて、
株取引で大儲けしているカリスマトレーダーのマックス(ラッセル・クロウ)が、
叔父の死をきっかけに故郷のプロヴァンスを訪れ、
そこで美女との出会いなどがあって、自分の人生を考え直し、
プロヴァンスに戻ることを決心するというお話しです。
ただ、プロヴァンスの風景がすごいきれいで、
会話がおしゃれで、登場人物がみんな温かくて味があっていい感じで、
でもちょっとシニカルな視点も入ってたりして、
とにかく最初から最後まで、「いい映画だなあ」と思って観てました。
最後にマックスが、恋に落ちた美女に言うセリフ、
「君は、グラスに満ちている芳醇なワインだ。」、
いつかフランス人に使ってみよっと。
映画担当:175
