2008年08月17日

『崖の上のポニョ』(☆☆☆☆)



別に童心があるわけでもなく、子どもが好きなわけでもなく、
ジブリ作品が好きなわけでもありませんが、観てきました。

崖の上のポニョ

映画のポスターの絵がかなり素朴だったので、
『千と千尋の神隠し』のような極彩色は期待していなかったのですが、
最初のシーンから見事な極彩色!!

そしてスゴイ発想力!!

見応えありました。


ちなみに、ぼくが一番好きなシーンは、
嵐の中、宗介のもとに戻ってきたポニョを見て、
子どもの宗介にはそれがポニョと分かるのですが、
この子はポニョだと言われたお母さんも、
「じゃ、ポニョはこれ持っててね。」とか言って、
ランプを持たせたりして、普通に話が進んでいくところです。

これがしょうもない映画だと、
「宗介、ばかなこと言わないの!これがポニョのはずないでしょう!」とか言って
お母さんが怒って、宗介が「でもこれはポニョだよ!」なんて言って、
そしたらお母さんが、「さっき車の中でひっくり返った時に頭でも打ったのね。」
なんて言って、こんなしょうもないやりとりがダラダラ続くのです。

それに比べて、宗介のお母さんのスバラシサ。
そしてそんなお母さんを描いた宮崎駿監督のスバラシサ。

赤塚不二夫楳図かずおに並ぶ、日本三大漫画家に認定します。

赤塚不二夫さんのご冥福をお祈りします。

映画担当:175

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posted by 175 at 12:15| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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