
『わたくしが旅から学んだこと』
サブタイトルは、“80過ぎても「世界の旅」は継続中ですのよ!”。
兼高かおるさんのことはこれまで知らなかったのですが、
「わたくし」という一人称がしっくりくる写真の姿と、「80歳を過ぎても」という
刺激的なタイトルだけでも、必読書であることが明らかになりました。
兼高さんがこれまでに旅した国は、世界約150カ国。
1958年に、プロペラ機による世界最速の世界一周旅行をしたり、
J.F.ケネディ大統領や画家サルバドール・ダリに会ったり、
なんと1960年代に、ハイチやボリビア、イラン、マリなんかも旅しているのです。
どんな時代であっても、自由な発想と行動力のある人っているんだなあと改めて思います。
ぼくの友人にもひとり、還暦を越えても世界を飛び回って旅を続け、
ビールを飲みまくっている女性がいますが、きっと兼高さんに影響されてたんですね。
書評担当:175
