2011年02月26日

『インセプション』(☆☆☆☆)

inception.jpg

今頃になってやっと観ました。

インセプション

まず何より感心したのが、夢の世界をあれだけリアルに構築したとこ。
現実の世界でのX分が第一階層の夢の世界ではY時間になって、
さらに第二階層の夢の世界ではZ日になるとか、
自分の夢の世界に他人が侵入してきたときの夢の世界の反応とか、
夢の世界で死んだら現実の世界でどうなるかとか、
こういうひとつひとつの要素が緻密に計算されて夢の世界の全体像が作られていました。
(こういうところが適当だと、あれとこれと矛盾するじゃんとか思って醒めてしまいます。)

そしていつの間にかあんなに進歩していた映像技術が、夢の世界をリアルに映像化しています。
無重力状態での脱出シーンとか、いったいどうやって撮影したんだろ。

ストーリー的には、結局最後どうなったのかよく分かりませんでしたが、
アイディアと映像だけでも観る価値のある映画でした。

ちなみにこの映画の監督クリストファー・ノーランは、
ダークナイト』の監督だったんですね。
両方ともおもしろかったので、今後も要注目です。



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2011年02月19日

『ペルシャ猫を誰も知らない』(☆☆☆☆☆)

persiancat.jpg

かっこいい!おもしろい!最高!

この映画はもしかしたら2011年ベスト1になるかも。

ペルシャ猫を誰も知らない

イスラム体制が続くイランでは、今でも西洋文化が厳しく規制されています。
音楽に関しても、ロックやラップやヘヴィメタといったジャンルは、
自由に演奏もできません。

でも、どこの国でも若者は音楽が好き。ロックやラップやヘヴィメタも好き。
イランにももちろん、そんな若者たちがいます。

この映画は、そんな彼らの音楽活動に焦点を当てています。
自由な音楽活動が制限されている社会の中でリスクを犯して演奏する彼らの音楽が
イランの街並みの映像と一緒に、画面から力強く流れてくると、
自由な音楽活動が認められている社会の中で演奏されている音楽には無い、
音楽の力、反骨のパワーを感じます(何か皮肉な感じだけど)。

さらに、「イスラム文化指導省」の撮影許可を得られなかったこの映画が
無許可のゲリラ撮影で撮られていることも、この映画に充満している
反骨のパワーを増しています。

それにしてもこういう映画を観ると、つくづく、イランに旅行しておいてよかったなあと思います。
イランに行ってあの国の空気を感じたことのある人は、
行ったことのない人の何倍もこの映画を楽しめると思います。

DVD出たら買おっと。



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2011年02月11日

『LOST』(☆☆)

lost-final-season.jpg

もう今から4年くらい前に、シーズン1をネットTVで無料放送してたので観て以来、
そんなにすごいおもしろい話しでもないのですが、なんとなくズルズル観てしまう
くらいのおもしろさに引っ張られ、とうとうファイナルシーズンまで全て観てしまいました!

LOST

飛行機事故で無人島に不時着したおっさんたちが、不思議な現象が起こる謎の島を
うろちょろうろちょろしてるだけのストーリーなのですが、
全米でTVドラマとして放映された時に視聴率がかなり良かったらしく、
なので放送をもっと続けようとしたのでしょう。
島から脱出したり、なのにまた島に戻ったりと、シーズン4とか5辺りから、
ストーリーは迷走を極めます。

で、どうやって落としどころをつけるんだろうと思ってファイナルシーズンも観たのですが、
これがまさかまさかのしょうもないオチ。
(きっと好き勝手に謎を深めておいて視聴者を引っ張れるだけ引っ張って、で、視聴率が
 落ちてきたらこのオチで全て終わらせるつもりだったんでしょうね。もともと。)

だいたい、映画をよく見てる人は、こういうミステリー系とかサスペンス系の映画なんかを観る時、
1.夢オチはありえない。
2.実は自分が死んでいたというオチは、『シックス・センス』で既に使われてるので、
  これもありえない。
3.最初から犯人っぽいやつは犯人じゃない場合が多い。
とか、いくつかのパターンが分かってくるようになってくるものですが、
そういう意味では、このTVドラマは、こういうパターンを全然知らない超初心者向けに
作られたものってことですね。

尻切れトンボで終わった『ツイン・ピークス』の方がまだ、
視聴者に対して誠実に作られているのでは?

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2011年02月06日

『悪の教典』 貴志 祐介

 

昨年の山田風太郎賞や週間文春「ミステリーベスト10」第1位などにも選ばれていて、
新聞の書評でも絶賛されていたので前から気になっていたこの本を読んでみました。

悪の教典

2日で一気に読んでしまったのでそれなりに面白かったとは思うのですが、
特に下巻からの、『バトルロワイヤル』を彷彿させる大量殺戮シーンと、
チープなテレビドラマっぽい安っぽいストーリー展開に、イマイチ感が残る作品でした。

ちなみにストーリーを簡単に紹介すると。

主人公は、イケメンでIQも非常に高い高校教師・蓮実。
新しい高校に着任早々、生徒から絶大な人気を集め、
教師の間でも、正義感溢れる先生として信頼されていきます。

しかし彼は、反社会的人格障害(サイコパス)という深い闇を隠し持っています。

一見無害な老人だが何か危険なニオイを発する陰の実力者・釣井先生、
空手の達人で学校一の超武闘派・園田先生、サル以下の最低教師・柴原、
蓮実は何か怪しいと勘付く生徒のグループ、蓮実と密かに付き合っている女子高生、
こんな面々と絡み合いながら物語りは戦慄のクライマックスへ突入していきます。

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