正月早々すごい本を読んでしまいました。
フリージャーナリスト・佐藤健寿さんが世界各地で撮り貯めた、
奇態、奇矯、奇傑、奇物、奇習、奇怪なものやひとや建築物などが、
オールカラーで紹介されているこの一冊。(漫☆画太郎先生も激賞!)
『奇界遺産』
世界遺産なんかを紹介する本では見たこともないような場所が次々と出てきます。
例えばこの本の表紙にもなっている《奇矯》は、ベトナム・ホーチミンにある、
“スイ・ティエン公園”(Suoi Tien Park)。行ってみたいです。
《奇習》で紹介されている“シリラート病院法医学博物館”(Forensic Medicine Museum,
Siriraj Hospital)は、タイのバンコクにあります。
ここでは象皮症によって肥大化した世界最大の睾丸(幅約1m)を見ることができます。
《奇怪》で紹介されているポルトガル・サンタレンにある聖地“ファティマ”(Fatima)では、
1917年に聖母マリアが降臨して3つの預言を残しました。
(法王庁により正式に奇蹟と認定されているそうです。)
3つ目の預言は、その内容が危険すぎるということで法王庁の判断により公表禁止とされていた
のですが、1981年にイギリスで起きたハイジャック事件で犯人が要求したことが、
その第3の預言の公開だったそうです。何とも不思議な事件です。
それにしても。
世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあって、
知れば知るほど行きたいことろがまた増えていくなあ。
書評担当:175