
今、住んでいるところの近所が舞台の映画なので借りてみました。
放蕩の文豪・永井荷風の同名小説を、
当時80歳の新藤兼人監督が映画化した作品。
『墨東綺譚』
隅田川のほとり(現在の東向島近辺)にかつてあった遊郭“玉ノ井”。
ここを舞台に繰り広げられる荷風と遊女お雪とのロマンスと別れを描いた映画です。
元AV女優の墨田ユキ(この作品出演を機に芸名を変えた。)はお雪役にぴったりだったし、
荷風役の津川雅彦もはまってたし、出演者の会話がおしゃれだし、
場末の遊郭ではよくありそうな話しなのになぜか趣があって、
独特の味のあるいい映画でした。
小説も中古で買ってみたので、そのうち読んでみよ。
映画担当:175
