2010年10月31日

『墨東綺譚』(☆☆☆☆)

bokutou.jpg

今、住んでいるところの近所が舞台の映画なので借りてみました。

放蕩の文豪・永井荷風の同名小説を、
当時80歳の新藤兼人監督が映画化した作品。

墨東綺譚

隅田川のほとり(現在の東向島近辺)にかつてあった遊郭“玉ノ井”。
ここを舞台に繰り広げられる荷風と遊女お雪とのロマンスと別れを描いた映画です。

元AV女優の墨田ユキ(この作品出演を機に芸名を変えた。)はお雪役にぴったりだったし、
荷風役の津川雅彦もはまってたし、出演者の会話がおしゃれだし、
場末の遊郭ではよくありそうな話しなのになぜか趣があって、
独特の味のあるいい映画でした。

小説も中古で買ってみたので、そのうち読んでみよ。

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2010年10月24日

『日本橋異聞』 荒俣 宏



会社の近くを散歩していると、江戸情緒たっぷりの問屋とか料理屋とかが
たくさんあるので、日本橋辺りの歴史を知りたくなったところ、
ちょうどぴったりの本を見つけました(さすがアラマタさん!)。

日本橋異聞

水天宮そばに建つホテル「ロイヤルパークホテル」の館内誌に掲載されていた
コラムを纏めたこの本には、日本橋、人形町、神田界隈のコネタが満載!

例えば、

・地下鉄日本橋駅近くにある“丸善”。
 岐阜出身の早矢仕有的(はやしゆうてき)が明治2年に横浜で開業しました。
 この早矢仕さんが友人をもてなすために考え出した煮込み料理が、ハヤシライス。
 今でも丸善に入っているカフェでハヤシライスを食べることができます。

・江戸時代、「火事と喧嘩は江戸の華」といわれてましたが、
 そのどちらにも関係が深かったのが“火消し”。
 明暦の大火で江戸の大半が焼き尽くされた後(江戸城もこの時消失)、
 いろは47文字を組名とする火消団が組織されました。
 ただし、へ(屁)組、ら(裸)組、ひ(火)組は縁起が悪いというので、
 のち百、千、万、に改められました。

まあこんなことを知っていても普段の生活には何も役立ちませんが、
いつかこんなネタを使える時が来るかもしれません。

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2010年10月20日

175GOの想像力養成講座20

先日放送の『出没!アド街ック天国』は“AKIBA2010”ということで
秋葉原が取り上げられていたのですが、9位にランク・インされていた
“ヲタ芸”というのが衝撃的だったので紹介することにしました。



ヲタ芸打つなら(オタク用語で踊ることを打つというようです。)、
Dear Stage」というライブハウスが有名だそうです。

ちなみにこちらはヲタ芸のパロディ(?)のオバ芸。



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2010年10月16日

『インビクタス/負けざる者たち』(☆☆☆☆)



南アフリカの弱小ラグビーチームが主人公のスポ根映画だと思って敬遠していたのですが、
たまたま予告編を観たらそうでもなさそうだったので観てみました。

インビクタス/負けざる者たち

爽やかで温かないい映画だったなあと思ってエンド・ロールを見ていたら、
これもクリント・イーストウッド作品(暗いイメージ)だったのでびっくりしました。
ほんと多才な爺さんですね。

そして、途中からこれってもしかして実話か?でも実話にしてはよくでき過ぎてるなあ
とか思っていたのですが、観終わった後調べてみたら、実話だったことにも驚きました。
人間の可能性ってすごいもんです。



西田敏行さんも絶賛!


しかし、この映画を観てるはずの日本代表ラグビー・チームには、
この映画のような奇跡がなぜ起こらないのでしょうか。。。

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2010年10月09日

『ゼブラーマン』(☆☆☆☆)



うーん。
もしかしたらこの監督のヒーローもの特撮映画のセンスは好きなのかもしれない。

2009年の映画ベスト10でまさかの1位に輝いた
ヒーローもの特撮映画『ヤッターマン』とはずいぶん違う作風だけど、
こっちもなかなかおもしろいなあとか思いながら観ていたこの作品。

ゼブラーマン

今調べてみたら、どちらも同じ監督の作品でした。

さえない中年オヤジの市川新市(ゼブラーマン)が、
浅野さん(小学生)や自分の子どもの声援を糧に恐ろしい宇宙人と戦うという
まさにヒーローものっぽいストーリー。

あちこちに散りばめられた笑いのセンスもいい感じです。

ただ惜しいのは、最後のボスとの戦闘シーンがちゃっちいとこ。
あそこにしっかり金をかけていれば、2010年の映画ベスト10入りもできたのに!

まあそれはそれとして、
とりあえず『ゼブラーマン2』も観よっと。

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2010年10月02日

『兄弟』 余華

 

めちゃくちゃおもしろかった!

兄弟

『西遊記』や『水滸伝』を読んでるかのような個性の強い登場人物たちがたくさん出てきて、
とんでもないドタバタ劇を繰り広げたり、かと思うとシェイクスピアの『ハムレット』のような
悲劇もあったりして、本を読んでいる最中、10分おきに泣いたり笑ったりしていました。
文体もストーリーもすごいエネルギーに満ちていて、それがまた中国っぽくていい感じ。

著者の余華も、あとがきでこんな風に書いています。
「長い間ずっと、こんな作品を書きたいと考えていました。極端な悲劇と極端な喜劇が
一緒くたになった作品を。なぜかといえば、この四十年あまり、我々の生活はまさに
極端から極端に向かうものだったからです。」

著者が住む中国でも2005年に100万部を超えるベストセラーとなり、
賞賛と批判の大論争を呼んだそうです。

ちなみに上巻の≪文革篇≫の紹介文はこんな感じ。

「母さん、安心して。
最後に一杯しかご飯がなかったら、
弟に食べさせてあげる」


隣人が隣人をおとしいれる文革の時代に、
出会ったふたつの家族。
男は、やさしい男の子をつれ、
女は、つよい男の子をつれていた。
ふたつの家族はひとつになり、
ふたりは兄弟になった。


十億人が感涙!

そして下巻の≪開放経済篇≫の紹介文はこんな感じです。

「処女膜ってのは
いかにもまぬけなもんだな」


問題児だった弟は、商機をみつけ大富豪に。
実直だった兄は、職を失い落ちぶれる。
処女膜美人コンテストに豊胸クリーム行商。
欲が欲をよぶ開放経済の荒野の果てに、
兄と弟がみたものは?


十億人が激怒!

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