2009年11月27日

『歌舞伎町・ヤバさの真相』 溝口 敦

kabukityou.jpg

別に歌舞伎町ファンでも何でもないのですが、
何となく手にとって読んでみたこの一冊。

歌舞伎町・ヤバさの真相

歌舞伎町の歴史は結構興味深くて、
明治時代には歌舞伎町の辺りは鬱蒼とした森林で、鴨猟が楽しめたとか、
今のコマ劇場の辺りには大きな沼があったとか、
職安通りの北側からJR新大久保駅の辺りには、ツツジ畑が広がり、
3メートル以上もあるツツジが数千万本も咲き乱れていたとか、
100年ちょっと前には、今の歌舞伎町からは想像もできないような
ところだったようです。

戦後、焼け野原となった今の歌舞伎町の辺りを、
“芸術・娯楽の街”として復興させる計画が立ち上がり、
歌舞伎座の誘致を目玉にした町作りが始まったのですが、
昭和33年に売春防止法が施行され、新宿二丁目にあった赤線が
廃止されたことで、赤線の経営者や女性が歌舞伎町に流れ込み、
歌舞伎町は、“風俗の街”になります。

風俗の街は、日本のヤクザや中国人マフィアなどを惹きつけ、
強盗、殺人、ぼったくりなどが横行し、とうとう2002年に
日本のヤクザvs中国人マフィアの抗争が勃発し、
歌舞伎町の緊張感はピークに達します。

この抗争は警視庁にも衝撃を与え、2003年に機動隊を中心に
1000人もの警察官を動員して歌舞伎町を包囲した上、
不法滞在外国人の一斉摘発に踏み切り、歌舞伎町浄化作戦の
火蓋が切られたのです。

こんなすごい大捕り物劇がつい最近、歌舞伎町で行われていたなんて、
全然記憶にないんですけど…

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P.S.
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2009年11月22日

『ヤッターマン』(☆☆☆☆☆)

yattaa.jpg

ヤッターヤッターヤッターマン!
おもしろかった!!

水野晴夫風に、
「いやぁ、映画ってほんっとうにいいもんですねえ」と
言いたくなる一本です。

ヤッターマン

アニメ版の『ヤッターマン』は観たことがなかったのですが、
十分楽しめました。

正義の味方ヤッターマンと悪党ドロンボーたちが戦うという
単純なストーリーですが、
映像も音楽も笑いのセンスも全体的な軽さも、いい感じ。

ドロンジョ役の深田恭子はコミカルな役がはまり役ですね。
下妻物語』に引き続き、高評価です。

そしてボヤッキー役の生瀬勝久さん、映画出演当時48歳だったのに、
あんな軽やかなコミカルな演技ができるのはスゴイ!



DVD買おうかな。

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2009年11月15日

『おろち』(☆☆☆☆☆)

orochi.jpg

美の崩壊は、女の最期

そんな恐ろしいキャッチコピーのこの映画。

おろち

銀幕の大スターだった門前葵が29歳という若さで突然の引退を発表し、
世の中は大騒ぎになります。そう。門前葵にも、アレが始まったのです。
門前家の女は、29歳になると始まるアレから逃れることはできません。

それから数十年が過ぎ、門前葵の2人の美しい姉妹も、
もうすぐ29歳を迎えます。

母と同じく人気女優となった門前一草(木村佳乃)は、
門前家の呪われた運命から逃れようともがくのですが、とうとう…



この映画にはお化けが出てくるわけじゃないし、
グロテスクなシーンやスプラッターシーンがあるわけでもないのですが、
それでも映画を観終わった後には背筋がゾッとしています。
女の執念。女の嫉妬。人間の恐ろしさがテーマのホラー映画です。

それにしても木村佳乃ってこんなに演技うまかったんですね。
先日、『ブラインドネス』を観たとき、
彼女が演技がんばってて驚いたんですが、この映画でもいい演技でした。



P.S.
ところで今、この映画の原作者、楳図かずおさん(73歳)をググってみたら、
なんと来週から『グワシ!楳図かずおです』という
映画が公開されることを知りました。うーん、観に行ってくるか。

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2009年11月13日

『トイレの話をしよう』 ローズ・ジョージ



気持ちのよい秋晴れの日に丸一日この本を読んでいるのは
なかなかきついものがありましたが、トイレマーク研究家として
活動しているぼくとしては、絶対に読まなければいけない一冊でした。

トイレの話をしよう

各国トイレ事情(日本のウォシュレット。中国のニーハオトイレ。)の紹介や、
便器の話、屎尿のリサイクルの話や下水道の話、公衆トイレの話、
そして世界に28億人もいるトイレのない暮らしをしている人たちの話が
約400ページにわたってマジメに繰り広げられています。

トイレがどれだけ重要か、その一方で清潔なトイレを普及させることが
どれだけ難しいかがよくよく分かりました。
WTO (World Toilet Organisation)に益々活躍してもらわないと。

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ちなみにこの本、英『エコノミスト』誌の2008年
ベストブック選定図書にも選ばれています。

それにしても海外旅行をするといつも思いますが、
日本のトイレはほんとに清潔だし安全だし水も流れるし、
ありがたいことです。

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2009年11月10日

ダッカ沈没その2

今回、バングラデシュを旅するにあたって、日本に住んでるバングラデシュ人の
友達カンさんから、カンさんのお姉さんとサディックさんという友達の連絡先を
教えてもらった。
さらに親切なことに、その友達のサディックさんが、空港に来てくれそうな勢い
だったので、期待して、ダッカの空港に着いて、あたりを見回してみた。
が、それらしき人はいなくて、1時間ちょっとうろうろしてたけど、結局見つからず
じまい。
電話してみようと電話ボックスを探したり、怪しげなおじさんに話し
かけられて
話をしてみたり。

というようなことで、空港でだいぶ無駄に時間を使ってしまったせいで、ホテルに
着いて時計を見たら、もう夕方の4時ごろだった。

少し部屋で休んでからガイドブックに紹介されていた、ダッカ市内一番の見所、
ジョガルハット(ダッカの港)に繰り出すことに。

ホテルの前から近くの大通りまでリキシャーに乗って、10タカ(15円くらい)払って、
それから大通りでCNGと呼ばれる三輪バイクに乗り換え、ジョガルハットに向かった。

初めての町。
目新しさに左右を見回しては、カメラを構えパシャパシと写真を撮って
いたけど、
ダッカ市内の渋滞は、想像を絶するものだった。

地図で見ると5キロくらいの距離を行くのに、軽く1時間以上はかかる。
お盆の帰省ラッシュの天王山トンネル付近よりも、進まない。

ようやく目的地に着いたころには、薄暗くなっていた。もう6時を回っていた。
やばい、1時間半もかかった。
夜は一人で出歩くのは危険って書いてあるし、どうしよう、、、と内心不安に
思いつつも、まあ、でもせっかく来たし、ってことで、ジョガルハットを観光。

勝手についてくるガイドを追い払うことなく勝手にガイドさせていたら、やはり
最後にお金を要求された。さすがアジア。
料金交渉で疲れるパターン。。。

一通り見終わったころには、すっかり暗くなっていて、7時を過ぎていたので、
あわててホテルに戻ることに。

帰りも、スムーズには行かずに、行きと変わらない渋滞、CNGのドライバーは
ホテルへの道がわからず途中で迷う、迷ってる最中に、料金の値上げを要求して
くる、などのハードなアトラクションのオンパレードで、ホテルに着いたころには
くたくた。
ホテルの入り口にあった時計をふと見たら10時を回っていた。

ん?
10時?

3時間以上かかったのか。。。信じられない。


○ジョガルハットで撮った写真たち。
国のほとんどをたくさんの川が流れているだけあって、交通手段としての船が
とても発達していて、たくさんの人たちで賑わっていた。

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2009年11月06日

世界のいろんな人5. NPO法人『TFT』

社会貢献、NPO法人、ボランティア…
こういうものにはナゼか視線が厳しくなってしまいます。

ナゼかと考えてみたところ、こういうことしてる人たちのことを、
「何かそれは違うだろ」って思うことが多いからなんじゃないかと。

例えば、大赤字会社なのに社会貢献に力を入れていたり、
環境問題を考えるNPO法人が大量の紙のパンフレットを刷っていたり、
人助けのためのボランティア団体がくだらないいじめをしていたり。

で、ぼくが「おかしいんじゃない?」と言うと、こういう活動をしている彼らは、
「別に自己責任でやってる分には自由だよね?」とか、
「楽しければいいんじゃない?」とか、
「何も行動していない人はクチ出さなくていいんじゃない?」とか
答えてくるんですが、でもやっぱ何か違うだろって思います。

こんな感じでこういうものになかなか共感できいないぼくですが、
(ただし、『地雷撤去活動団体MAG』と『国境なき医師団』はすごい。)
そんなぼくが、これはスゴイ!おもしろい!と思えるNPO法人を、
今年2つ知りました。

1つは、NPO法人『テーブル・フォー・ツー・インターナショナル』(TFT)。

“例えば社員食堂で730キロカロリー未満のメニューを食べると、
通常のメニュー代に上乗せされる20円が寄付金となり、
アフリカの子どもの給食費に回る”という仕組みを広めています。

現在、企業や省庁など約150団体が参加し、
累計で約150万食の給食をアフリカに届けたそうです。

先進国では肥満や生活習慣病が、そして開発途上国では飢餓が、
同時に解消できます。この発想はとてもおもしろい!

早速、今、働いている会社の売店で『TFT』のペットボトルの
お茶を売っているのを見つけ、毎日飲み始めました。

そしてもう1つは、病児保育の問題に取り組んでいるNPO法人『フローレンス』。

社会を変えるを仕事にする』なんていう題名の、
見るからに読む気の起きない本を、たまにはこんな本も読んでみるか
と思って読んでみたところ、立派だなあと感動してしまいました。

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やっぱり食わず嫌いはダメですね。

調査員:175

目 世界のいろんな人シリーズ
1.アンナ・ポリトコフスカヤ
2.田岡 功
3.スワーダ・アル・ムダファーラ
4.くいだおれ太郎

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2009年11月04日

175GOの想像力養成講座12

shiroankou.jpg
ハプロフリュネー属のアンコウ (学名:Haplophryne mollis)

アンコウといえば
グロテスクな姿
がすぐ思い浮かびますが、
こんなアンコウもいるんですね。

メスは8cm、オスは2cm。

水深1000m〜4000mのところにいます。
ちなみに水深4000m地点では、
親指の爪の上に牛1頭が乗っかるくらいの水圧がかかるそうです。

ペットに飼いたい!

想像力担当:175

次項有バックナンバー
☆第11回「不特定種
☆第10回「キビヤック (英語名:kiviak)
☆第9回「シュールストレミング (英語名:Surstromming)
☆第8回「クロデメニギス (学名:Winteria telescopa)
☆第7回「テカギイカ(学名:Gonatus onyx)
☆第6回「ニュージーランド航空 (Air Newzealand)
☆第5回「首なし鶏マイク (本名:Mike)
☆第4回「ネムリユスリカ(英名:Sleeping Chironomid)
☆第3回「c-man(学名:Yuritoitsumademo)
☆第2回「ゴブリン・シャーク(学名:Mitsukurina owstoni )
☆第1回「デメニギス(学名:Macropinna microstoma)

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posted by 175 at 23:21| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 想像力 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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