2009年07月05日

『アヒルと鴨のコインロッカー』☆☆☆☆




伊坂幸太郎の小説が好きで、文庫になった本は全部読んでます。

読みやすい文体とか、ミステリー仕立てになっていて、文章の至る所に伏線が
張られ、最後のオチであーそういうことだったのかと分かるすっきり感とか、ハッピーエンドばかりではないけど物語の結末に共感できるとか、
そういうとこが好きです。


「アヒルと鴨のコインロッカー」は、そういった伊坂作品の特徴がすごくよく
表れていて、映画化って、一体どうやるんだろう、と思うような内容で、レンタル屋
で棚に並べられているのを見るたびにそう思ってたんだけど、ここのところ、
すごい勢いで伊坂作品が映画化されているのと、最近新しい文庫本が出て
早速買って読んで面白かったので、映画も一回見てみるか、ってことで
借りてきたのですが。


結論としては、面白かったです。
それは反則でしょう、という突っ込みどころもあったけど、そこは、そのように
しなければ、話のオチが最初に分かってしまうので、仕方ないんだろうなあ。
あと、端役の人たちの演技がひどすぎた。

まあでも、面白かった。


ほかの作品も見てみようと思いました。

でも、小説のほうが、いい。


(あらすじ)
仙台の大学に進学し、初めて一人暮らしを始めた椎名。ボブ・ディランの「風に吹かれて」
を口ずさみながら引越の片付けをしていると、アパートの隣人・河崎から唐突に
本屋襲撃に誘われる。
やはり同じアパートに住むブータン人留学生が落ち込んでいるから「広辞苑」を
プレゼントするのだと。困惑しながらもモデルガンを手に襲撃の手伝いをして
しまう椎名に、河崎はペットショップの店長・麗子には気をつけろと忠告する。


posted by 175 at 10:52| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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