いつも旅行は1週間ちょっとの期間。
本当にあっという間に終わります。
旅先で出会う外国人と話す際に、よく、どれくらいの期間、旅行してるの?という
話をします。
そのたびに、いつも全部で1weekだと行ったりして、短いホリデーだと同情されてしまいます。
(欧米人はだいたい1ヶ月前後は旅行してることが多い)
さて。
こうしてあっという間に、イエメンでのラストナイトとなりました。
ちなみに、チュニジアだったはずが、なぜか到着したらイエメンだったのでした(いまさら・・・)
イエメンは、いま、テロや誘拐が頻発していて、外務省が危険情報を出していて、
旅行会社も軒並みツアー自体をキャンセルしている状況です。
そんな中、さすがにいつもアジアに行くように、飛行機のチケットの予約だけで
ぶらっと行くのも、不安が大きかったので、日本から現地のツアー会社にコンタクトを
取っていました。
こういう面倒なことは滅多にやらないのですが、これが、大正解。
国内移動も自由にできないイエメンなので、もし何も予約せずに行ってたら旅に出かける
ためにツーリストポリスに許可証をもらいに行ったりなどの作業で、貴重な時間の大半を
費やしてしまうところでした。
もう一つ、よかったのが、この現地の旅行会社のスタッフのイエメン人たちがとても
親切で楽しい人たちだったこと。
僕達が新婚旅行でイエメンに来たことを伝えると、ホテルと交渉してくれて旧市街の
素晴らしい景色が一望できる、最上階にあるラウンジを、貸し切りベッドルームに
してくれたのです。
夜景が見えるその部屋で、新婚旅行らしく、甘い夜を過ごしてくれ、と言わんばかりの
粋な計らい。
僕も、似合わないながら、その粋な計らいに答えてみようかと、
「いつまでも、僕と君とらぐじーと3人一緒だよ。」
などと甘い言葉を囁いてみようかと思ったりしていました。
数百年前から続きこれからも綿々と続いていくであろう旧市街の夜景とともに、
僕のその言葉も、何年も忘れられることのない、心に深く残るものとなることでしょう。
ところが。
その日は、夕方から大雨で、町中が洪水&停電。
最後の夜だからと、ナイトマーケットを見回って買い物を楽しもうと思ってたのに、
お店はほとんど閉まっているし、景色の素晴らしいはずのラウンジからみる景色も
真っ暗、部屋の中も真っ暗。

↑
建物の頂上から、オレンジ色に照らされた旧市街の様子が見えるはずだったのが。

↑
まっくらで、ほぼ何も見えない・・・
イエメン最終日の夜だというのに、何もやることがなく、夜9時過ぎには眠りについて
いました。
シーマン
posted by 175 at 12:26| 東京 ☁|
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