秋の気配を感じるようになり、通勤時間に本を読む時間が増えてきました。
ここのところ、週に1、2冊のペースで文庫本を読んでるので、「今週読んだ本」コーナーを
不定期に連載します。
あまり気合を入れて書くと続かないので、簡単に。
第1回は、たぶん今月に読んだ本。
1冊目「ユージニア」恩田 陸
読んでる最中、全貌が分からず、謎が多いので、とても気持ち悪い。
読んでるうちにだんだん分かってくるけど、でもやっぱり分からないまま終わり、気持ち悪い。
検索してみたら、よく分からない人用への解説サイトなるものもあり、やっぱりみんな
よく分からなかったんだー、という感想。
フリマに出す予定。誰か買って!
2冊目「ミッキーマウスの憂鬱」松岡 圭祐
ディズニーランドを舞台にした青春小説。主人公のヘタレ青年が、最初読んでていらいらするが、
いつの間にか、いいヤツになってる。
法務部の人間というのが出てきて、ビジネスの実態を把握せずに損害賠償云々の法律
の話をしたり、場の空気を読めずに規則の話をしたり、と、ものすごい印象悪く描かれて
いた。でも、実際にそういう法務部の人間は、いる。
これも、フリマに出す。買って!
3冊目「カラシニコフT」松本 仁一
「カラシニコフ」という世界でもっとも作られ、もっとも使われている自動小銃を通じて、
主としてアフリカで起こっている内戦、政変などの様子を描いたルポ。
アフリカで生きる少女へのインタビューなどもあって、実際の生活などもうかがい知る
ことができる。
衝撃的な内容で、暗い気分になったりもするけど、素晴らしい。
臨場感あふれる記述で、一気に最後まで読んだ。
今のとこ、今年読んだベスト。いま、そのUを読んでる最中。
これはフリマに出さない。
興味ある方、お貸しします。
書評:c-man