
先月横浜で開催されたアフリカ開発会議にあわせて、シネマアフリカという映画祭
が横浜でありました。
特に何も予定が入っていない日曜だったので、横浜までふらっと出かけて、
『マルーンド』という作品を観てきました。
ケニア映画で、ベスト・オブ・ケニアという呼び声高い、などと書かれてたので
期待して行ったのですが・・・
(内容はよく調べずに。)
舞台はケニアの首都ナイロビの高層ビルの15階のトイレ。
映像の98%はトイレとそのトイレから見える外の景色です。
ケニアの街並みが見たいとか言う人には完全に期待はずれです。
ケニアの2大民族のルオ人、キクユ人の男女2人が主人公となり、休日に女子トイレに
閉じ込められてしまったところから、脱出するまでの4日間(5日間だったかも)を描いた
物語。
休日のせいか男子トイレに鍵が入っていたオフィスビルの15階、女子トイレのほうは
空いていて、我慢しきれずに誰もいないと思い女子トイレに入った男性が、用を済ま
せて外に出ようとしたら、なんと鍵が閉まってて。
男性が入った時点で、他に2人の女性がトイレ内の個室にいて、そのうち1人が
清掃員。その清掃員が、トイレを済ませて外に出るときに、もう他には誰もいない
と思って、鍵を外から閉めて出て行ってしまって、男女2人が取り残されてしまった
のですが・・・
だいたい、外から鍵が閉まって中から開けられない構造ってどないやねん、とか、
閉じ込められた男女2人が脱出を試みようと色んな策を講じるのですが、その
どれもがしょうもなく、七転八倒したあげく、最後にすごいあっさりと脱出できて
エピローグを迎えてしまいます。
脱出を試みるうちに男女が互いに協力し仲良くなっていくものの、その中で
お互いの民族への偏見があることに、自分自身が気づいたりと、それなりに
考えさせようと思って作ったなとは感じるのですが。
脱出のために他にいろいろ方法あるやろとか、つい考えてしまい、あまり共感
できずじまい。
そもそもトイレに閉じ込められたって・・・
ま、コメディなのかもしれませんが。
DVDに出たときにでも、変わった作品好きな人は観て欲しいと思います。
映画担当:c-man
