今からちょうど2年前、僕がもっともカンボジアにはまっていた頃。
今なら絶対やらない(いや、やるかも。)おバカなことをしてました。
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バコン村で3ヶ月間の日本語教師生活を終えてみわ4が、今朝日本に帰ってきました。
実は、みわ4が4月20日ごろ日本に帰ってくる予定だと聞いていた僕とイナダは、
会社をさぼって早退して、成田空港に出迎えに行って驚かせてやろう、ついでに
みわ4のお母さんに挨拶もしておこう、夜一緒にご飯でも食べてミニ帰国祝いでも
してあげようって、
密かに計画してました。
で、こっそり、カンボジア支部長のエミ姉にみわ4の帰国便を聞いたところ、
「21日の朝7時成田着だよ。何か企画してんのかな♪」と、早速返事が。
よし、朝の7時か。
え?
朝の7時?
はえぇぇっ。
成田空港まで2時間ちょっとかかるから、朝の5時前に家を出ないといけないじゃんっ!
てなことで、早速時刻表を検索してみたところ。
ないっ!
電車が、ない。
その時間、僕の家の近くの電車は、まだ始発が走ってないのです。
電車が走っている最寄の山手線の駅までは徒歩40分。
朝の3時半に起きて、40分歩いて、・・・
って、ムリ。
ぜったいムリ!
と、普通の人なら考えるでしょう。
ところが、ひらめいてしまったのです。
仕事では滅多にひらめかないことで有名な僕ですが、しょうもないことはたくさんひらめく、
しょうもない僕です。
そっか、前日の夜、成田に行けばいいんやん。
(やっぱやめよう、とは、ひらめかなかった・・・)
ちょうど、ついこの間調べた外国人御用達のゲストハウスが成田にあるらしいから、
そこに行って外国人とも友達になってこよう。
仕事の腰はとても重いことで有名な僕ですが、しょうもないことのフットワークはとても
軽い、しょうもない僕です。
金曜の午前休を取得し、さらに、てきぱきと仕事を終わらせ、木曜の午後3時に会社を
出て、ウェルカムボードの準備。
なんか、つい最近も、おんなじようなことやったなあ、今月2度目かあ、
とかいう思いを振り切って、一泊分の着替えを持って、いざ成田へ。
夜8時過ぎに成田駅に着き、宿の近くにあったがらがらの食堂で唐揚げ定食を食べて、
いざ、外国人御用達のゲストハウスに。
http://www.azure-guesthouse.com/JP.htm入り口の扉を開けてみると、
がら〜ん。。。
宿泊客がいないばかりか、スタッフも誰もいないじゃないかあ!!
15分ほど待ってると、スタッフの人が買い物から戻ってきたものの、宿泊客はほとんど
おらず、外国人とも友達になれないまま、6人の共同部屋に1人、これ以上ない寂しさの
中、夜の11時には寝床についたのでした。
そして、今朝は5時半に起きて、6時過ぎの始発で成田空港へ。
おかげさまで到着予定時刻より30分早まって到着したみわ4を余裕で出迎えることが
できました。
気づかずに僕の前を通り過ぎようとするみわ4に、「おはようございます」と声をかけた
僕に気づいたときの、驚いた表情。
その瞬間を写真に収められなかったことは、悔いが残りますが、その後朝食を一緒に
食べながらバコン村の最新の情報を一番に入手することができただけで、一泊してまで
来た甲斐があったと思いました。
事前に声をかけておけば、他にも成田空港に出迎えに行きたかったという人がたくさん
いるに違いありませんが、内緒にしていてごめんなさい。
ちなみに、みわ4と僕とは特別な関係(「特別な」とは、2人で井の頭公園でボートに
乗ったり、ディズニーシーで手をつないでジェットコースターに乗ったりする関係を
いいます)ではなく、ただ、ネタ作りのためだけに行ったこの企画。
空港からの帰り道、ふと、らぐじ〜と一緒ジャンと、自分に突っ込む僕でした。
ついに最後まで姿を現さなかったイナダ談
「泣いてしまうので陰から見守ってました。」
うるさいっ!
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あの頃はみわ4がカンボジアに移住するなんて、思ってもいなかったなあ。
カンボジアに出会った当初のドキドキ感あふれる日々を超えて、2年以上経った今では、
僕にとって第二のふるさと的な大切な場所へと変化してきた。
会いたい人たちがいて、気軽に会いに行く。
まさか、こんな感じになるとは・・・
みわ4のカンボジア移住、てのとは全然比べものにならない、ちょっとした変化だけど、
僕としては、こんなちょっとした変化が、意外で、驚きだ。
徒然担当;シーマン