
九州行ったばいは、中途半端に終わりばい。
ということで、今週から火曜日は、個人的な出来事を綴ったりしてみます。
しばらく海外にも行ってなくてネタもないバイ。
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「雪合戦大会」
今から5年前のことだ。
当時僕は、さらにその半年前に、地球探検隊という不思議で怪しい旅行会社の、
大人の修学旅行という不思議で怪しい企画に参加して、一緒にオーストラリアを旅した仲間と、
毎月のように、あっちこっち遊びに行っていた。
その仲間が集まったあるとき、仲間の一人・シュンが「すごい面白そうなイベントがある」
と言って持ってきたパンフレットに書かれていたのが、雪合戦大会だった。
怪しい旅行会社の怪しい企画で知り合ったメンバーだから、当然みんなすぐに飛びつくわけで、
金曜夜に出発して日曜夜に帰ってくるという雪合戦ツアーに参加することがすぐに決まった。
何も分からず参加表明したものの、色々調べてるうちに、国際ルールもあって、
雪球も規格統一された雪球製造機で作るなど、本格的なスポーツであることが分かってきた。
「とにかく練習だ」とか言って、寒い中、ビニールボールを持って、代々木公園にみんなで
集合して作戦会議・シミュレーション練習などやったのが、懐かしい。
もう5年も前なのか。月日のたつのは早いなあ。
初めて行った雪合戦大会の結果は、国際大会も開かれるほどの競技に全員素人で乗り込んだ
わけだから(しかもスポーツ万能なメンバーってわけでもなかったし)リーグ戦敗退。
しかも惨敗。。。
それでも、試合を重ねるなかでトライアンドエラーを繰り返して少しコツをつかんだ気に
なって、もう一回やりたい!という思いを持って帰宅の途に着いたのだった。
そして実際に、翌年も、そのまた翌年も参加と、僕たちにとっては、年中行事の一つとなった
雪合戦だけど、「雪合戦おもしろい」と言い続けたせいか、毎年参加希望者が増え続け、
毎年出る人から初めての参加者まで、今年はついに、僕が幹事をしたのが3チーム、
友達が作ったチーム計4チームの、総勢7チームが、雪合戦をするためにわざわざ泊りがけで
菅平に行くという大イベントになった。
毎年参加している割には、みんな学習能力が低いせいか、リーグ戦敗退を繰り返していて
(だからこそたまに勝つと嬉しかったりもするんだけど)、友達のチーム含め僕らは
7チームとも予選敗退、しかもほぼ全敗という、結果だけみれば、惨憺たるものだった。
そんなんなのに、なんで毎年これに出てしまうのかなあと考えてみて、どんどんいろんな人と
つながっていけるからなんだって思った。
いい大人が週末をつぶして、わざわざ雪球を投げたりよけたりするためだけに泊りがけで
菅平まで行く、しかも毎年行く人もいるし、友達に誘われたからという理由で状況が
分からないまま来る人もいる。
こんな恥ずかしい人たちと、いっきにたくさん出会える場、それが僕にとっての雪合戦大会
なんだと思う。
僕の場合、会社で仕事してても、愉快な人と出会えるチャンスは早々ないし、
変人が集まることで知られる地球探検隊が扱ってるような長期の旅行に行くには、
バイトの僕にはちょっと料金が高すぎて手が届かなかったり時間がなかったりする。
2万円くらいで週末思いっきりバカなことしてたくさんの人と知り合える、という
お手軽なのが、僕にはちょうどいい。
半分押し付けられた風を装いながら、大変な思いをすることが分かっていながら毎年
幹事をしてしまう理由も、ここにある。
来年も、出よう。
(でも、幹事はしない、と思う。)
徒然担当:c-man